この記事はここがポイント
- 収納の第一歩は「住所・頻度・余白」という基本原則の徹底。
- 場所ごとの特徴を踏まえた、クローゼット・キッチン・押入れの適切な収納アイテム選び。
- 地震時の家具転倒・落下対策、レイアウトの工夫と固定器具活用による安全確保。
気づくとモノが増えて、クローゼットや押入れがぎゅうぎゅうになっている——そんなお悩みを抱えていませんか。
収納は「グッズを買い足せば解決する」と思われがちですが、実は場所ごとの使い方に合わせて考え方を整理するだけで、驚くほど片づけやすくなります。
そこで今回は、収納の基本原則から、クローゼット・キッチン・押入れといった場所別のコツ、収納ボックスや棚といったアイテム別の選び方、さらに地震時の安全対策まで、収納にまつわる悩みを一つずつ整理してご紹介します。
まずはどこから手をつければよいか迷っている方も、この記事を読めば「自分の悩みに合った収納の考え方」が見つかるはずです。
書道や華道で「余白」を大切にしてきた身としては、収納も詰め込みすぎないことが心地よさの鍵だと感じています。今回は、「住所・頻度・余白」という収納の基本原則から、クローゼット・キッチン・押入れなど場所別のコツ、一人暮らしや子育て世帯といった暮らし方別のアイデア、収納アイテムの選び方、そして地震時の家具の転倒・落下対策まで、収納にまつわる悩みを一つずつ整理してご紹介します。
収納の基本の考え方は「住所・頻度・余白」の3つ
収納が苦手という方の多くは、グッズ選びの前段階でつまずいています。まず押さえておきたいのは、次の4つの基本原則です。
- 定位置管理:モノごとに「住所」を決め、使ったら必ず同じ場所に戻す
- 使用頻度別の配置:よく使うものは腰から目線の高さ、季節物など使用頻度が低いものは高い場所や奥に配置する
- 7〜8割収納:収納スペースを目一杯詰め込まず、2〜3割の余白を残す。出し入れがしやすくなり、リバウンドも防ぎやすくなります
- グルーピング:文房具・書類・充電ケーブルなど、用途や種類ごとにまとめてから収納場所を決める
この4つは、クローゼットでもキッチンでも押入れでも共通する考え方です。「どんな収納グッズを買うか」より先に、「何を・どこに・どのくらいの頻度で使うか」を整理することが、片づく仕組みづくりの土台になります。
場所別の収納ポイント
同じ「収納」でも、場所によって考えるべきポイントは異なります。代表的な3か所について、押さえておきたい基本を整理します。
クローゼット収納:可動棚とハンガーパイプを使い分ける
クローゼットは、ハンガーで吊るす収納と、棚やボックスで畳んで収納するスペースが混在しやすい場所です。可動棚が付いているタイプであれば、洋服の丈や収納したいアイテムの高さに合わせて棚板の位置を調整し、デッドスペースを減らすことがポイントになります。
ハンガーパイプの下にできる空間には、キャスター付きの収納ケースなどを置くと、床から天井までを無駄なく使いやすくなります。
キッチン収納:動線と耐熱・防湿を意識する
キッチンは調理中の動線に沿って収納を考えることが大切です。コンロ周りには耐熱性のある調理器具、シンク下には水はねを考慮した防湿性のある収納グッズを選ぶと、劣化やカビの発生を防ぎやすくなります。
また、毎日使う調味料や菜箸などは手を伸ばしてすぐ届く位置に、季節の道具やストック品は吊り戸棚など高い位置にまとめるのが基本です。
押入れ収納:奥行きの深さを活かす
押入れはクローゼットに比べて奥行きが深いため、奥と手前でどう使い分けるかが鍵になります。上段には来客用の布団や季節物など出し入れの頻度が低いものを、下段にはよく使うものを配置すると使いやすくなります。
すのこを敷いて底面の通気性を確保しておくと、湿気がこもりにくくなる点もポイントです。
アイテム別の収納選びのポイント
場所ごとの考え方が整理できたら、次は収納アイテムそのものの選び方です。LIMO&ホームでは、アイテムごとの選び方をより詳しく解説した記事もご用意していますので、気になるテーマがあればあわせてご覧ください。
収納ボックスは、サイズ・素材・開閉のしやすさなど基本タイプを押さえておくと失敗しにくくなります。収納ボックスの選び方の基準を押さえておくと失敗しにくくなりますよ。
収納棚は、設置する場所ごとに確認しておきたい安全面のポイントが異なるため、収納棚の選び方を確認しておくと安心です。
既製品ではサイズが合わない、自分の部屋にぴったりの棚が欲しいという場合は、DIYで棚を作るという選択肢もあります。棚DIYの始め方を参考に、100均材料から作ってみるという選択肢もあります。
なお、クローゼット収納だけに絞った詳しい記事も現在準備を進めていますので、公開され次第、本記事からもご案内する予定です。
収納アイデア:暮らし方に合わせた工夫
- 一人暮らし・ワンルームの場合:ベッド下やドアの裏側といったデッドスペースを活用する、キャスター付きの収納ケースで模様替えのたびに移動しやすくする
- 子育て世帯の場合:おもちゃや学用品は「見せる収納」と「隠す収納」を使い分け、子ども自身が片づけやすい高さ・ラベリングにする
- 引っ越し・模様替えのタイミング:収納家具を新調する前に、まず今ある収納の使用頻度別配置を見直すだけでも改善することが少なくありません
いずれの工夫も、前述した「住所・頻度・余白」の基本原則に立ち返ると、自分の暮らし方に合った形にアレンジしやすくなります。
元新聞記者。ガーデニング、インテリア、植物、DIYなどの記事を執筆。華道(池坊 師範科助教・華掌)、フラワーアレンジメントにのべ10年間励み、専門的視点から解説する。一種外務員資格、行政書士試験合格。
