この記事はここがポイント
- フルーティーな香り&鮮やかな小花がキュート!「チェリーセージ」
- ほんのり漂う甘い香り&ボリューム満点のブーケ咲き「宿根フロックス」
- 爽やかミントの香りと野趣あふれる白い小花「カラミンサ」
夏から秋にかけて、風が吹き抜けるたびにふわりといい香りが漂う庭。
そんな自然の心地よさを感じるナチュラルガーデンに憧れるけれど、忙しい毎日の中で、植物のお手入れにきちんと時間を割けるか心配になっていませんか?
そこでおすすめしたいのが、植物が持つ力をいかしながら、ゆったりとした気持ちで楽しめる多年草です。
環境が合えば「植えっぱなし」でふんわりと大きく育っていくため、長い目で見れば手間もコストも抑えられる頼もしい存在です。
1苗でも大きく育つ多年草を選び、初夏から秋まで花が咲く植物と、冬から春にかけて咲く植物とを組み合わせれば、植物の数が少なくてもほぼ一年を通して彩りがある素敵な庭になりますよ。
今回は、初夏から秋までずっといい香りの花が咲くナチュラルな多年草を3種、参考価格とともにご紹介します。
フルーツ系の香りと、鮮やかな小花が可愛らしい「チェリーセージ」
レッド×ホワイトのツートンカラーが可愛らしい「チェリーセージ」
しなやかに伸びた枝先が風に揺れ、色鮮やかな小花を絶え間なく咲かせるチェリーセージ。
ふわっと広がるフルーティーで清々しい香りが、庭先に穏やかで心地よい雰囲気を添えてくれるハーブの一種です。
花色は赤に限らず、白、ピンク、アプリコットなど幅広くそろっています。自然な雰囲気の庭になじみやすい柔らかな色合いが多く、好みに合わせて選べるのも魅力です。
日当たりがよく風の通る場所を好み、乾きにも比較的強いので、頻繁な水やりに手間を取られにくい、育てやすい植物です。
一方で、枝葉が込み合うと内部が蒸れて株が弱ることがあります。枝が伸びすぎてきたら、ほどよく切り戻したり、不要な枝を間引いたりして整えましょう。
※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)
ほんのり甘い香りが漂う、ボリューム満点のブーケ咲き「宿根フロックス(フロックス・パニキュラータ)」
小花がブーケのように集まって咲く「宿根フロックス(フロックス・パニキュラータ)」
宿根フロックスは、真夏の強い光や暑さの中でも元気に育ち、ふんわりまとまった花穂を伸ばしながら花を次々に咲かせる植物です。
花に顔を寄せると、やわらかな甘い香りがほのかに感じられ、夏の庭に明るく華やかな表情を添えてくれます。
細かな花が密に集まり、まるで小さなブーケのようにかわいらしく咲くため、1株だけでも十分な存在感があります。
花色の種類も多彩ですが、ナチュラルガーデンには、淡いピンクや白などの穏やかな色味がよく合います。
暑さや寒さにも比較的強く、風が通る日当たりのよい場所に植えると、年々株が少しずつ充実していきます。
花が終わった部分は早めに切り戻しておくと、次の花がつきやすくなり、美しい状態をより長い期間楽しめます。
※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)
爽やかなミントに似た香りの、野趣あふれる白い小花「カラミンサ(カラミント)」
清涼感&野趣あふれる白い小花「カラミンサ」
カラミンサは、夏の初めから晩秋にかけて花を絶やさず、野草のような飾らない自然な趣をもつ小さな花を、数多く咲かせて楽しませてくれる植物です。
そばに寄ると、ミントに似たすっきりとした香りが、株全体からほのかに漂います。
横方向へふわりと広がるように生長するため、花壇の手前や小道の脇に植えると、景色にやさしく柔らかな雰囲気を添えてくれます。
ミントのように地下茎を旺盛に伸ばして勢いよく広がりすぎる心配は少なく、ほかの草花とも組み合わせやすい植物です。
日当たりがよく、水はけのよい場所を好みます。
日光をしっかり受けるほど花数は増えますが、木漏れ日が入る程度の明るい半日陰でも育てられる、丈夫さを備えている点も魅力です。
一方で、湿気がこもって蒸れる環境はやや苦手です。植え付ける際は、風がよく通る場所を選ぶようにしましょう。
※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)
いい香りの花が咲く多年草をメインに「憧れのナチュラルガーデン」を叶えよう
今回は、1苗でもふんわりとボリュームよく育ち、夏の初めから秋まで長い期間、いい香りの花を楽しめるナチュラルガーデンにおすすめの多年草を厳選して3種ピックアップしました。
いずれも環境が合えば、ほとんど手間いらずで気軽に育てられる植物です。
季節を重ねるにつれて株が少しずつ育ち、庭の景色に奥行きを与えていく様子を楽しめることも、多年草ならではの魅力。
まずは1苗、気になる植物を植えて、憧れのナチュラルガーデンを作ってみませんか。
植えたい場所の環境に合った多年草を選ぶことが、ローメンテでも毎年きれいな花を咲かせるための大切なポイントです。
庭の条件に合うお気に入りのひと苗をぜひ迎えて、毎日の暮らしにやさしい香りと自然の色合いを添えてみてはいかがでしょうか。
校閲者出身の編集記者。人文社会系の一般書籍の校閲・社会科教材の制作を15年間経験。実体験から相続や介護について当事者目線で紐解くことを信条としている。証券外務員二種(二種外務員資格)・相続診断士・ガーデンコーディネーター資格を保有、早稲田大学卒。
樹木医、1級造園施工管理技士。テーマパークの植栽管理業務に7年間従事し、植物のメンテナンスや樹木診断、空間演出に携わる。現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO」にてガーデニングおよびアウトドア分野の記事執筆・監修を担当。
