この記事はここがポイント
- クローゼット収納は、ゾーニング・可視化・デッドスペース活用が基本の鍵。
- 狭い空間は突っ張り棒や吊り下げ収納で活用、ケースは寸法・視認性での選定。
- 使用頻度に応じた配置、見せる・隠す収納のバランス、定期的な見直しと湿気対策が要点。
扉を開けた瞬間、何がどこにあるのか分からない——一人暮らしの狭いクローゼットでも、家族分の衣類が増えたファミリーのクローゼットでも、同じような悩みを抱える方は少なくありません。
実はクローゼット収納には、収納グッズを買い足す前に押さえておきたい基本の考え方があります。
そこで今回は、狭い空間でも収納量を増やすアイデアと、収納ケース選びの基準を順を追ってご紹介します。
今回の記事では、クローゼットのタイプ別の工夫から、収納がうまくいかない本当の理由、収納ケース選びの基準、家族で使うときのエリア分けの仕方まで、狭い空間でも収納量を無理なく増やせるコツを、できるだけ具体的に、順を追って整理してご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まずはクローゼットのタイプを知っておく
収納の工夫を考える前に、ご自宅のクローゼットがどのタイプかを把握しておくと、合う方法を選びやすくなります。
- ウォークイン:人が中に入れる広さがあり、棚やハンガーポールを複数配置しやすいタイプ
- リーチイン:奥行きが浅く、扉の前に立ったまま出し入れするタイプ。一人暮らしの部屋に多い
- ウォークスルー:2方向に出入り口があり、動線の一部として使えるタイプ
同じ「クローゼット収納」でも、リーチインタイプは奥行きを活かす工夫、ウォークインタイプはゾーニングのしやすさを活かす工夫、というように、タイプによって力を入れるポイントが変わってきます。
クローゼット収納がうまくいかない本当の理由
「収納ケースを買ったのに片付かない」というとき、原因はケースの数ではなく、収納の組み立て方にあることが多いです。
整理収納の基本として、次の3つの考え方を押さえておくと、クローゼットの使い勝手がぐっと変わります。
- ゾーニング:使用頻度やアイテムの種類ごとにエリアを分ける
- 可視化:ひと目で何がどこにあるか分かるようにする
- デッドスペース活用:上部・床面・扉裏など、見落としがちな空間を使う
まずはこの3点を意識しながら、今のクローゼットを見直してみましょう。
狭いクローゼットでも収納量を増やす工夫
一人暮らしの部屋にありがちな、奥行きはあっても幅の狭いクローゼット。こうした空間では、次のような工夫が取り入れやすいアイデアです。
- 突っ張り棒での2段ハンガー化:ハンガーポールの下に突っ張り棒をもう1本渡すことで、丈の短いトップスやボトムスをかけるスペースを追加できます。洋服を掛ける場合は、耐荷重のあるジャッキ式のタイプを選ぶと安定しやすくなります。
- 吊り下げ収納:ハンガーポールに引っかけるタイプの吊り下げ収納は、たたむ手間なく小物や下着・靴下類を分類できます。
- 扉裏収納:扉の裏側はデッドスペースになりがちですが、薄型のポケット収納やS字フックを使えば、バッグ・帽子・アクセサリーなどの収納場所として活用できます。
「まず何か1つ試してみる」くらいの気持ちで、ご自宅のクローゼットの形に合うものから取り入れてみるとよいでしょう。
収納ケース選びの基準
収納ケースは種類が多く、何を基準に選べばよいか迷う方も多いはずです。選ぶときは、次の4点をチェックしてみてください。
収納ケース選びのチェック項目
「とりあえず安いものを揃える」よりも、まずクローゼットの寸法を測ってから選ぶほうが、結果的に無駄な買い直しを防げます。奥行き・幅に加えて、扉の開閉スペースやハンガーポールとの干渉がないかも、購入前に確認しておくと安心です。
元新聞記者。ガーデニング、インテリア、植物、DIYなどの記事を執筆。華道(池坊 師範科助教・華掌)、フラワーアレンジメントにのべ10年間励み、専門的視点から解説する。一種外務員資格、行政書士試験合格。
