この記事はここがポイント
- 植えっぱなしで育てられる日陰と寒さに強い常緑多年草で、コストを抑えながらおしゃれな庭づくりを実現
- シェードガーデンを一年中彩り、花も咲かせる常緑カラーリーフを5種紹介
- グランドカバーのアジュガやカラバリ豊富なヒューケラなど、成長穏やかでローメンテな植物たち
「物価高でガーデニングにあまりお金をかけられない」「日当たりが悪い庭でも育って、おしゃれであまり手入れをしなくていい植物がほしい」
このようなお悩みをお持ちの方におすすめなのが、一年中おしゃれな葉をつけている寒さに強い常緑カラーリーフ。花も楽しめる植物を選べば、季節の変化も感じられます。
さらに、日陰でも育てやすく植えっぱなしで楽しめる常緑多年草なら、植え替えの手間やコストを抑えられるため、ガーデニング代の節約にもつながります。
この記事では、日陰と寒さに強く、一年中きれいな葉でシェードガーデンを彩ってくれて花も楽しめる、ローメンテな常緑多年草を5種紹介します。どれも成長が穏やかで、小さなスペースでも育てやすい植物たちです。
植えっぱなしOK!日陰と寒さに強くローメンテな常緑カラーリーフ5選
シックな葉色が大人っぽいグランドカバー「アジュガ」
アジュガ
銅葉や斑入りなど、落ち着いた色合いの葉が魅力のアジュガ。春には青紫やピンクの愛らしい小花を穂状に咲かせる姿も魅力です。寒さで葉色が変化する品種もあり、季節の移ろいを感じられます。
ランナー(ほふく茎)が地面を這うように広がりながら育つため、雑草対策のグランドカバーを兼ねた彩りにおすすめ。狭い場所でも育てやすく、お庭の小道や玄関アプローチの隙間にも植えられます。
かなり日陰に強く、1日1~2時間程度しか日が当たらないような場所でも育ちます。成長はゆっくりで、広がりすぎたときの切り戻しも簡単です。
基本データやお手入れ時期はこちら→植物図鑑【アジュガ】
多彩な葉色が日陰の庭を鮮やかに彩る「ヒューケラ」
ヒューケラ
赤やオレンジ、ライムグリーンなど、驚くほど葉色が豊富なヒューケラ。1株植えるだけでも庭が明るくなりますし、異なる色の品種をいくつか並べて植えると、カラフルで華やかな空間が演出できます。
初夏には、こんもり茂った葉の間から長い花茎をすっと伸ばし、小さなベル型の花が咲くのも魅力。こんもりと葉を広げて育つので、お庭のフォーカルポイントや主役としても活躍します。
成長がゆっくりで、特別なお手入れをしなくても美しい姿を保ってくれる、ローメンテで育てやすい植物です。
銀色の模様が日陰をふんわりと明るく照らす「ラミウム」
ラミウム
葉に銀白色の模様が入り、日陰の庭を明るく彩ってくれるラミウム。模様の入り方は品種によって異なりますが、どれも明るくおしゃれな雰囲気です。
初夏に咲く白やうす紫などの花も愛らしく、ナチュラルガーデンや愛らしい洋風の庭によく合います。しなやかな茎を伸ばして広がるため、花壇の縁取りやグランドカバーにもおすすめです。
半日程度日が当たる場所を好みます。日当たりが悪すぎると花が咲きにくくなったり、葉の模様が出なくなったりするため、日当たりを確認してから植え付けましょう。
すっと伸びた葉が爽やかで、どんな雰囲気にもなじむ「ヤブラン」
ヤブラン
細くしなやかな葉を茂らせ、爽やかな雰囲気が魅力のヤブラン。斑入りの品種を選ぶと、重たくなりがちな日陰のスペースに軽やかな抜け感が生まれ、洗練された雰囲気を演出できます。
秋には紫色の小花を穂状に咲かせ、花の後には藍色の丸い実をつける、季節の変化も楽しい植物。和風や洋風、ナチュラルガーデンなど、どんな雰囲気にも自然となじむため、さまざまな場所で楽しめます。
暑さ寒さや乾燥にも強く、とても丈夫でほとんど手がかからない植物です。
丸い葉に入った白い模様が美しいグランドカバー「ユキノシタ」
ユキノシタ
湿り気のある半日陰を好み、丸みを帯びた愛らしい葉を広げるユキノシタ。葉脈に沿って入る白い模様が美しく、暗くなりがちな足元に清楚な印象を与えてくれます。
細いランナー(ほふく茎)を伸ばして少しずつ広がるため、自然な趣のグランドカバーとしても活躍します。初夏に咲く、楚々とした白い小花も見どころです。
半日陰から日陰のしっとりとした場所を好みます。成長はゆっくりですが、広がりすぎたら適宜切り戻しましょう。
お金をかけずに、ローメンテなシェードガーデンづくり
日当たりが悪いからと諦めていた場所も、環境に合う植物を選ぶことで、一年を通して美しい景色を楽しむことができます。今回ご紹介した常緑多年草たちは、一度植えれば植えっぱなしでずっと楽しめる、ローメンテで育てやすい植物ばかりです。
頻繁な植え替えの必要がないため、お手入れの負担や費用も抑えられ、無理なく長く付き合っていけるのも嬉しいポイント。ご自宅の環境に合ったお気に入りの常緑多年草を植えて、しっとりとした日陰ならではの魅力的な庭づくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した常緑多年草は、私が住んでいる寒冷地の日陰でもよく見かける、寒さに強い植物たち。うちの庭にはアジュガとヒューケラが植えてありますが、どちらもほとんど手がかからず、ほぼほったらかしで楽しんでいます。
育てやすい常緑多年草は、購入時にはお金がかかりますが、植えっぱなしで長く楽しめるため、とてもお財布に優しい植物です。まずはお気に入りの一鉢から、環境に合った常緑多年草を大切に育てて、節約しながら無理せず楽しむガーデニングを始めてみませんか?
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樹木医、1級造園施工管理技士。テーマパークの植栽管理業務に7年間従事し、植物のメンテナンスや樹木診断、空間演出に携わる。現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO」にてガーデニングおよびアウトドア分野の記事執筆・監修を担当。