季節ごとに【いい香りの花が咲く】庭木4選!三大香木や狭いスペースで楽しめる常緑低木も紹介
Shingo76Misumaru/shutterstock.com
ガーデニング

季節ごとに【いい香りの花が咲く】庭木4選!三大香木や狭いスペースで楽しめる常緑低木も紹介

日陰に強い常緑低木やキンモクセイの香りの低木など、香りで季節を感じられる庭木です

季節ごとに【いい香りの花が咲く】庭木4選!三大香木や狭いスペースで楽しめる常緑低木も紹介
Shingo76Misumaru/shutterstock.com

この記事はここがポイント

  • ジンチョウゲ、クチナシ、キンモクセイの三大香木にロウバイを加えた4種の庭木を紹介
  • ジンチョウゲやコクチナシは狭いスペースや鉢植えでも育てやすい常緑低木
  • ロウバイやクチナシは、手ごろなサイズのシンボルツリーにおすすめ

外を歩いていると、ふとした瞬間にふわりと漂う花の香りで季節の移ろいを感じることがあります。

「いい香りの正体を知りたい」「うちの庭にもいい香りの花が咲く庭木を植えたい」と考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、庭木の中でもとくにいい香りの花が咲く「三大香木」のジンチョウゲ、クチナシ、キンモクセイに、ロウバイを加えた4種の庭木を紹介します。

小さなスペースで育てやすい品種なども紹介しますので、香りを楽しむ庭づくりの参考にしてみてくださいね。

いい香りの花が咲く庭木4選 

ジンチョウゲ(沈丁花):春に甘く爽やかな香りの小花が咲く常緑低木

ジンチョウゲ(沈丁花)

ジンチョウゲ(沈丁花)
shepherdsatellite/shutterstock.com

まだ冷たい風の中に、爽やかで甘い香りを漂わせる、ジンチョウゲ。枝先に集まるように咲く白やピンクの小花が愛らしい常緑低木です。

最大樹高が1m程度のため、小さな植栽スペースや鉢植えでも育てやすく、玄関先や狭い庭のアクセントにおすすめ。ナチュラルガーデンや和モダンの雰囲気によく合います。

日なたから半日陰で、西日が当たらない場所を好みます。根が傷つくのを嫌うため、植え付けの際は根を崩さないように注意し、一度植えたらなるべく移植しないようにしてください。乾燥に弱いので、水切れに注意して育てましょう。

クチナシ(梔子):初夏に甘く濃厚な香りが漂う常緑低木

クチナシ(梔子)

クチナシ(梔子)
Bloodberry/shutterstock.com

コクチナシ

コクチナシ
vuvu/shutterstock.com

初夏に美しい純白の花を咲かせ、甘く濃厚な香りを漂わせるクチナシ。シンプルな一重咲きとバラのような八重咲きがあり、つやのある深緑の葉とのコントラストも素敵な常緑低木です。

クチナシは樹高が1~2mほどに成長し、葉が密に茂るため、小さめのシンボルツリーやさりげない目隠しにおすすめ。少し葉が小ぶりなコクチナシは樹高が40cm前後と低く、玄関アプローチや鉢植えでも育てやすい種類です。

日陰から半日陰の、少し湿った場所を好みます。害虫がつきやすいので、市販の殺虫剤を適切に使用しながら管理しましょう。寒さや乾燥には弱いため、根元にバークチップなどのマルチング材を敷いてあげると育てやすくなります。

キンモクセイ(金木犀):秋にフルーティーな香りが漂う常緑高木

キンモクセイ(金木犀)

キンモクセイ(金木犀)
pullia/shutterstock.com

キンモクセイの仲間のヒイラギ

キンモクセイの仲間のヒイラギ
Thijs de Graaf/shutterstock.com
ヒイラギ

秋にオレンジ色の小花を無数に咲かせるキンモクセイは、秋の訪れを強く感じさせてくれる常緑高木。白い花が咲くギンモクセイや、クリーム色の花が咲くウスギモクセイなど、いくつかの種類があります。

成長すると5m以上の高さになるため、植えるには広い場所と剪定などの管理が必要です。

そのため、庭でキンモクセイの香りを楽しみたい方には、「ヒイラギ」がおすすめ。キンモクセイよりも小ぶりなうえ強い剪定で樹高を抑えることができ、キンモクセイに似たほのかな香りも楽しめます。

キンモクセイもヒイラギも、日当たりと風通しのよい場所を好みますが、ヒイラギは半日陰でも育ちます。どちらも寒さが少し苦手なので、寒冷地ではマルチングや雪除けなどで寒さ対策をしてあげると冬越ししやすいでしょう。

ロウバイ(蝋梅):冬に清楚な香りの美しい花が咲く落葉中木

ロウバイ(蝋梅)

ロウバイ(蝋梅)
corn-flower/shutterstock.com

花が少ない冬のお庭に、蝋細工のように透き通った黄色い花を咲かせるロウバイ。葉が出る前に花を咲かせ、フローラルで清楚な香りを漂わせます。

ナチュラルガーデンや和風のお庭によく合い、冬庭のフォーカルポイントとして活躍してくれます。樹高3m前後に育つため、シンボルツリーにおすすめです。

日なたから半日陰を好み、暑さ寒さや病虫害に強く、丈夫で育てやすい庭木です。自然ときれいな樹形になるので剪定もあまり必要ありませんが、不要な枝のカットや切り戻しをしたい場合は、花後すぐに行いましょう。

香りで季節を感じる癒やしの庭づくり

今回紹介した庭木はどれも香りが強めで、花が咲くといい香りがふんわりと漂う庭木です。庭や玄関先に1本植えておくだけでも、香りで季節を感じられる素敵な空間になりますよ。

この記事を参考に、ご自宅の環境に合う庭木を植えて、癒しのお庭を作ってみませんか。

春・初夏・秋に香りのいい花を咲かせる「三大香木」と、冬の澄んだ空気の中でいい香りを漂わせるロウバイを紹介しました。どれも、花の時期には近くを通っただけでいい香りを感じられる植物たちです。

私の自宅の庭には、まだ花数が少ない小さなジンチョウゲがありますが、それでも香りで花が咲いたと気づくほど。ジンチョウゲが咲いている時期はいい香りに癒され、春が来たなと、とても嬉しい気持ちにしてくれる花です。

園芸店や公園などでもよく見かける植物ばかりですので、ぜひ花の香りを確かめて、お気に入りの香りの花が咲く庭木を植えてみてくださいね。

こちらのガーデニング記事もおすすめ!

低木・中木・高木とは?

【庭木の高さ】高木・中木・低木とは?高さごとのおすすめ庭木&使い方《落葉樹・常緑樹の違いも解説》

日なた・日陰・半日陰とは?

【日なた・半日陰・明るい日陰・日陰】とは?植物選びで大切な「日照条件」とおすすめ植物例を解説

いい香りの花が咲く庭づくり

秋にいい香りの花が咲く【キンモクセイ&その仲間4種】狭い庭で育てやすい庭木やほのかな香りの花も

Meyta/shutterstock.com

植えっぱなしで一年中「いい香りの花が咲く」庭づくり!季節ごとのおすすめ多年草・庭木9選

鈴森 真樹
LIMO&ホーム編集部記者 樹木医/1級造園施工管理技士/ライター

関連タグ