住まい

注文住宅のコンセントで後悔しない!失敗しやすい場所と決め方のポイント

建築中だからこそ気づいた、コンセント計画のリアルな注意点

執筆者田宮有莉インテリアライター
19:00

エアコンや大型家電は「専用回路」と電圧も確認する

Pixel-Shot/shutterstock.com
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コンセント計画では数や位置だけでなく、その家電が「どれだけ電気を使うか」も確認しておきたいポイントです。エアコンやビルトインの食洗機、IHクッキングヒーターのように消費電力の大きい機器は、ほかの家電と同じ回路につなぐとブレーカーが落ちやすくなることがあるため、専用の回路を用意して計画することが多いようです。

電圧の違いもあります。パナソニックの電気設備の基礎知識によると、家庭用のコンセントには100V用と200V用があり、形状にも違いがあります(2026年8月時点)。

200Vで動くエアコンなどを想定している場合は、対応したコンセントが必要になるため、事前に確認しておきたいポイントです。

どの家電にどれだけの回路や容量を確保するかは住宅の電気設備全体の設計に関わる専門的な内容なので、打ち合わせの段階で設置予定の家電を伝え、施工会社に回路の割り振りを確認しておくと安心です。

水回りの家電はアース付きコンセントで計画する

umaruchan4678/shutterstock.com
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洗濯機や電子レンジ、冷蔵庫、温水洗浄便座など、水や湿気のある場所で使う家電は、漏電したときに感電を防ぐためのアース(接地)が必要です。アースをつなぐ端子が付いたコンセントかどうかは、住み始めてからでは変更に工事が必要になるため、計画段階で押さえておきたい部分です。

水回りの家電やエアコンなど感電のリスクがある機器については、新築時にあらかじめアース付きのコンセントを計画しておくと安心です。

洗濯機や電子レンジ、冷蔵庫、温水洗浄便座など、水回りで使われることが多い家電が代表的な例です。アースの要否や基準は住宅設備の専門的な内容を含むため、詳しくは施工会社や電気工事業者に確認することをおすすめします。

図面のコンセント記号は同じように見えても、アース端子の有無まで指定されているかは別の話です。

水回りに置く家電をリストアップするときに「これはアースが必要か」もあわせて確認し、必要な場所には最初からアース付きで計画しておくと、後からの工事を避けられます。

なお、どの機器にアースが必要かは製品の取扱説明書にも記載があるため、メーカーの公式情報でも確認しておくと確実です。

USB付きやLAN、スマート家電を見据えた配線も検討する

最近は、コンセント自体にUSBの差込口が付いたタイプや、有線LANの差込口を壁に設けるタイプも選べます。スマートフォンやタブレットの充電が多い場所にUSB付きを選んでおくと、充電アダプターで差込口をふさがずに済み、机まわりもすっきりします。

在宅ワーク用のデスクまわりやテレビボードの裏側は、通信機器の置き場所になりやすい場所です。Wi-Fiルーターやゲーム機、テレビを有線でつなぎたい場合は、電源とあわせて通信用の差込口も計画しておくと、後から長いケーブルを這わせる必要がなくなります。

スマートスピーカーやロボット掃除機、スマートロックのように常時電源が必要な機器も増えています。「常に何かを差しておく場所」がどこになりそうかを想像しながら、その付近の口数を1つ多めにしておくと使い勝手が変わりますよ。

後から増設する場合は資格を持つ人の工事になる

Hryshchyshen/Serhii shutterstock.com
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コンセントは比較的追加しやすい設備とはいえ、後から増やす場合は電気工事が必要です。

電気工事士法により、コンセントの新設や増設といった電気工事は電気工事士の資格を持つ人が対応するものと定められており、無資格の人が自分で壁を開けて配線を触ることは法律で禁止されています。

具体的にどこまでが電気工事にあたるかは住宅の状況によって異なるため、工事を検討する際は施工会社や電気工事業者に相談しながら進めましょう。

また、増設できるかどうかは分電盤に空いている回路があるかにも左右されます。新築の打ち合わせ段階で「将来ここに増やしたくなるかもしれない」という場所が思い浮かぶなら、その旨を伝えて回路や配線に余裕を持たせておくと、後の選択肢が広がります。

屋外で使う場合は屋外用のコンセントが必要になるなど、設置場所に応じた仕様の違いもあります。工事の可否や費用、必要な仕様は住宅の状況によって変わるため、具体的な計画はメーカーの公式情報を確認しつつ、施工会社や電気工事業者に相談しながら進めてください。

まとめ

コンセントは住み始めてからの移設や増設が難しく、工事を行う場合は壁を開口して配線を変更し、クロス補修が必要になるケースもあるため、追加費用が発生します。

間取りだけでなく家具や家電の配置、家族構成の変化や将来の暮らしまでイメージしながら計画して、後悔の少ない家づくりを進めてくださいね。

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田宮有莉インテリアライター

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