「夏から秋」&「冬から春」の庭を彩る!花期が長くてローメンテな《多年草・球根植物》5選
Chris Lawrence Images/shutterstock.com
ガーデニング

「夏から秋」&「冬から春」の庭を彩る!花期が長くてローメンテな《多年草・球根植物》5選

四季を通じて美しいお庭を楽しみたい人へ【植えっぱしガーデニング】

執筆者熊谷 良子LIMO&ホーム編集部記者/ 相続診断士 / ガーデンコーディネーター/証券外務員二種資格
09:46
「夏から秋」&「冬から春」の庭を彩る!花期が長くてローメンテな《多年草・球根植物》5選
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この記事はここがポイント

  • 植え替え不要で一年中彩る、低メンテナンスな多年草・球根植物。
  • 夏秋向けアガパンサス等、冬春向けクリスマスローズ等。一年を彩る厳選5選。
  • 夏の球根は蒸れ・多湿に注意。植え付け時期や水やりへの配慮が重要。

日差しがひときわ強く照りつける8月。庭の手入れにかける時間はなるべく短く抑えたいけれど、四季を通じて絶え間なく美しい景色を楽しみたい。

そんな願いに優しく寄り添ってくれるのが、一度根付けば毎年季節が巡るたびに芽吹き、美しい花を咲かせる多年草や球根植物たちです。

一年草のように毎シーズンの植え替えが不要なため、長い目で見れば手間もコストも抑えられるのが大きなメリットです。

環境さえ合えば「植えっぱなし」に近い感覚で付き合える丈夫な品種が多く、夏から秋、そして冬から春へとバトンを繋ぎながら、年間を通じて庭を彩ってくれます。

もちろん、完全な放ったらかしで育つ植物は存在しないため、しっかり根付くまでの「最初の年」や、雨が全く降らない異常乾燥時には適切に水を与えるなど、最低限の管理は必要です。

今回は、手入れの負担が少なく頼もしい多年草や球根植物の中から、これからの季節を彩るおすすめの5種を、参考価格とともにご紹介します。

《多年草・球根植物》厳選5選

1. 放射状に咲く、青紫や白の花が美しい「アガパンサス(ヒガンバナ科)」

アガパンサス(ヒガンバナ科)

アガパンサス(ヒガンバナ科)
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アガパンサス(ヒガンバナ科)

アガパンサス(ヒガンバナ科)
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すらりと伸びた茎の先に、涼しげな青紫や白の花を放射状に咲かせる アガパンサス。

開花期は主に初夏(6月~7月頃)ですが、真夏の8月も光沢のある美しい葉がリーフプランツとしてみずみずしく茂り、庭に涼やかなアクセントを添えてくれます。

非常に強健で乾燥や暑さに強く、環境が合えば年々大株に育ちます。

さらに、根が地中に強く張る性質があるため、傾斜地や斜面の土留めとしても活躍してくれる実用的なメリットもあります。

【長く楽しむためのお手入れのコツ】

基本的には手がかかりませんが、鉢植えで育てる場合は、根詰まりを防ぐために3〜4年に一度「株分け」をして植え直してあげると、毎年美しい花を咲かせてくれます。 ※株分けや植え替えは、真夏の酷暑期を避け、春(3月~4月)または秋(9月~10月)の涼しい時期に行うのが適期です。常緑性の品種は寒さに少し弱いため、寒冷地で育てる場合は、冬に葉を落として静かに越冬する落葉性の品種を選ぶのが安心です。

参考価格: 400円〜900円前後(3号ポット苗)

2. 独特のシルエットが魅力的な「エキナセア(キク科)」

エキナセア(キク科)

エキナセア(キク科)
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エキナセア(キク科)

エキナセア(キク科)
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中心が大きく盛り上がった、パッと目を引く個性的なシルエットが魅力のエキナセア。

ピンク、白、オレンジ、黄色など豊富な花色がそろい、夏の庭の主役として活躍してくれます。

夏の厳しい暑さや乾燥に非常に強く、一度植えれば毎年元気に咲いてくれる頼もしい宿根草です。

平面的になりがちな夏花壇の後方に配置することで、庭にほどよい高低差と立体感をもたらしてくれます。

8月に元気に咲き誇る、今まさにベストシーズンを迎えている花です。

【長く楽しむためのお手入れのコツ】

乾燥に強い一方で、日本の高温多湿による「蒸れ」には少し弱いため、水はけと風通しの良い環境に植えてあげることが、根腐れを防いで毎年元気に夏越しさせる重要なポイントです。

参考価格: 500円〜1500円前後(3号ポット苗)

3. 桜のような小花が集まって咲く「宿根バーベナ(クマツヅラ科)」

宿根バーベナ(クマツヅラ科)

宿根バーベナ(クマツヅラ科)
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宿根バーベナ(クマツヅラ科)

宿根バーベナ(クマツヅラ科)
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小さな桜のような花が手まり状に集まって咲き、ナチュラルな雰囲気をつくりだす宿根バーベナ。サントリーフラワーズの「タピアン」などの園芸品種が有名で、暑さや病気に強く改良されています。

地面を傷めずに優しく覆うグランドカバーに最適で、春から晩秋までの長い期間、途切れることなく庭を彩り続けてくれます。

8月の暑さの中でも勢いを落とさず咲き続ける、非常にタフな性質を持っています。

【長く楽しむためのお手入れのコツ】

非常に旺盛に育ちますが、枝葉が混み合ってくると、多湿によってうどんこ病などの病気が発生しやすくなります。枝が伸びすぎたり花が少なくなったりしたタイミングで、思い切って短く「切り戻し」を行い、風通しを良くしてあげましょう。

参考価格: 200円〜500円前後(3号ポット苗)

4. うつむき加減に咲く花が上品な「クリスマスローズ(キンポウゲ科)」

クリスマスローズ(キンポウゲ科)

クリスマスローズ(キンポウゲ科)
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クリスマスローズ(キンポウゲ科)

クリスマスローズ(キンポウゲ科)
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冬の寒さが深まる頃から早春にかけて、うつむきがちに上品な花を咲かせるクリスマスローズ。「冬の貴婦人」とも称されるその美しい佇まいは、花の少ない季節の庭に気品を添えてくれます。

じつは、うつむいて咲くのは、大切な花粉を冷たい雨や雪から守るための植物の知恵。葉は常緑のため、花が咲かない時期もみずみずしい緑で庭の景観を支えてくれます。

【長く楽しむためのお手入れのコツ】

夏の直射日光は「葉焼け」の原因になるため、夏は直射日光を避けた風通しの良い日陰(落葉樹の下など)で休ませ、秋から春の生育期には日当たりの良い場所で育てましょう。

水やりは、生育期(冬〜春)にはたっぷり水を与えますが、半休眠する夏場は、過湿による根腐れを防ぐため、乾燥気味に管理して休ませるのがコツです。

※植え付けの適期は、暑さが落ち着いた秋から春先(10月~3月頃)です。真夏の植え付けは避け、涼しくなってから苗を迎えましょう。

また、全草に毒性があるため、お手入れの際は手袋を着用し、念のため作業後は石鹸で手を洗うようにしてください。小さなお子様やペットが誤食しないよう植え場所には配慮してあげましょう。

参考価格: 400円〜2000円前後(3号ポット苗)

5. ブドウの房のような小花がかわいらしい「ムスカリ(キジカクシ科)」

ムスカリ(キジカクシ科)

ムスカリ(キジカクシ科)
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ムスカリ(キジカクシ科)

ムスカリ(キジカクシ科)
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早春の訪れとともに、ブドウの房のような小さな青紫色の花を密に咲かせるムスカリ。非常に丈夫な秋植え球根で、水はけの良い環境が合えば、植えっぱなしに近い感覚で毎年少しずつ領域を広げ、可愛らしく群生してくれます。

チューリップなど春を代表する主役の花を足元から引き立てる、優秀な名脇役として春の庭に欠かせない存在です。8月は、秋に向けた庭づくりの計画(球根選び)を立てるのにぴったりのタイミングです。

【長く楽しむためのお手入れのコツ】

秋早く(気温が高い時期)に植え付けてしまうと、冬の間に葉がだらしなく長く伸びすぎてしまいます。少し寒さを感じる11月頃にゆっくりと植え付けてあげるのが、春に草姿を美しくまとめるコツです。

参考価格: 300円〜600円前後(球根10球程度・または3号ポット苗)

まとめにかえて

環境に合った多年草や球根植物を選ぶことで、無理に手入れを頑張りすぎずとも、植物本来の力を活かして長く庭の景色を楽しむことができます。

宿根草は冬になると地上部の葉を落として静かに休眠することもありますが、根はしっかりと土の中で生きています。

春の力強い芽吹きを待つ時間も、多年草を育てる大きな醍醐味ですね。

少しの手入れで年々株が立派になり、庭の風格を高めてくれる喜びを、ぜひ味わってみてください。

ただし、球根が休眠する夏場は、土の中での「蒸れ」や「多湿」が少し苦手です。

夏にたっぷりと水を必要とする一年草をすぐ隣に密植しすぎると、土の中で球根が傷んで腐ってしまうことがあるため、植え合わせや夏の水やりには少しだけ配慮してあげてくださいね。

毎日厳しい暑さが続きますね。庭に出るのもためらわれるこの時期は、涼しい部屋で秋植え球根のカタログをめくるのも、一つの「庭仕事」かもしれません。

休眠期の今、土の中でじっと力を蓄える根や球根に思いを馳せると、花が咲いていない時間すら愛おしく感じられます。

肩の力を抜き、植物たちの逞しい生命力を信じて、のんびりと長くお付き合いしていきましょう。

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熊谷 良子LIMO&ホーム編集部記者/ 相続診断士 / ガーデンコーディネーター/証券外務員二種資格

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