インテリア

北欧インテリアの作り方ガイド|色・素材選びの基本とすぐ真似できるコツ

ベース+差し色のシンプル配色から、よくある失敗の避け方まで解説

執筆者中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者
14:00

照明・雑貨で手軽に取り入れる方法

Olga Miltsova/shutterstock.com 

家具を全部買い替えなくても、照明や雑貨から北欧テイストに近づけることができます。予算やタイミングに応じて、次のような順番で取り入れていくと無理なく近づけやすくなります。

  1. 雑貨から試す:陶器の花瓶や木製トレーなど、小さな雑貨から取り入れると、失敗しても入れ替えやすく気軽に試せます。
  2. ファブリックを入れ替える:クッションカバー・ラグ・カーテンなど、面積の大きいファブリックから変えると、部屋の印象が変わりやすくなります。
  3. 照明を見直す:天井の照明だけに頼らず、フロアライトやキャンドルであたたかみのある光を足すと、北欧らしい落ち着いた雰囲気に近づきます。
  4. 観葉植物を取り入れる:グリーンを1〜2点置くだけでも、ナチュラルな雰囲気がプラスされます。観葉植物をインテリアに取り入れる際は、観葉植物の選び方や置き方のポイントも知っておくと安心です。
  5. 家具を少しずつ入れ替える:雑貨・ファブリック・照明で方向性が定まってから、テーブルやチェアなど大きな家具の入れ替えを検討すると、全体の統一感を保ちやすくなります。

部屋別に意識したいポイント

  • リビング:ソファやラグなど面積の大きいアイテムをベースカラーでまとめ、クッションで差し色を効かせると、落ち着きとアクセントのバランスが取りやすくなります。
  • キッチン:木製のカッティングボードや陶器の食器など、素材感のあるアイテムを見せる収納にすると、北欧らしい温かみを出しやすくなります。
  • 寝室:リネンのベッドリネンや間接照明を取り入れると、寛ぎを重視する北欧らしい落ち着いた空間になります。

北欧インテリアでよくある失敗と避け方

北欧テイストを取り入れる際、次のような点でバランスを崩してしまうケースが見られます。

  • 色を使いすぎる:差し色を何色も同時に取り入れると、まとまりのない印象になりがちです。まずは1〜2色に絞ることを意識しましょう。
  • 素材を統一しすぎる:木製家具ばかりで揃えると単調な印象になることがあります。ファブリックや陶器など質感の異なる素材を組み合わせると、奥行きのある空間になります。
  • 家具のサイズを確認せずに購入する:北欧家具は脚が細く軽やかな印象のものが多い一方、座面や天板のサイズが部屋に対して大きすぎると圧迫感が出ることがあります。購入前に採寸し、部屋の広さとのバランスを確認しておくと安心です。
  • 照明を天井照明だけに頼る:北欧インテリアでは間接照明を組み合わせるのが基本のため、天井照明のみだと雰囲気が出にくくなります。

サステナブルな家具・雑貨を選ぶ視点

北欧インテリアの背景には、自然素材を大切にし、環境に配慮したものづくりを重視する考え方もあります。家具や雑貨を選ぶ際、こうした視点を意識するのも一つの方法です。

木材を使った家具・雑貨を選ぶ際は、適切に管理された森林から産出された木材であることを示す「FSC認証」が一つの目安になります。

FSC認証は、森林管理そのものを対象とするFM認証と、加工・流通の過程を対象とするCOC認証からなる国際的な森林認証制度です。

また、北欧諸国の政府機関が共同で運営する「Nordic Swan Ecolabel(北欧エコラベル)」も、家具を含む幅広い製品カテゴリーで、ライフサイクル全体を通じた環境基準を満たした製品に付与される認証制度です。

これらのマークは家具・雑貨を選ぶ際の目安の一つとして知っておくと、ものづくりの背景にある考え方を理解しながら選ぶ手がかりになります。

まとめ

北欧インテリアの基本となる考え方と、色・素材選びの基準、手軽に取り入れる方法、よくある失敗の避け方を整理してきました。

ベース+差し色のシンプルな配色、自然素材、あたたかみのある照明という基本を押さえつつ、まずは雑貨やファブリックなど手を付けやすいところから始めてみると、無理なく理想の部屋に近づけていけます。

ご自宅の状況や好みに合わせて、無理のない範囲から取り入れてみてはいかがでしょうか。

面積の大きい部分と小さい部分でメリハリをつけて”素敵空間に”

中井 里穂
執筆者中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者株式会社モニクルリサーチ

模様替えのたびに、部屋全体の余白やバランスをつい気にしてしまう性分なので、今回の北欧インテリアの記事は、書いていて心から楽しい時間でした。

厳しい冬を屋内で過ごす北欧の暮らしから育まれた、機能的でシンプルな家具やあたたかみのある照明を大切にする考え方には、居心地のよさを大事にする姿勢として、深く共感しながら筆を進めました。

記事のなかでとくに丁寧に整理したかったのが、色使いと素材選びの基準です。ベースカラーに差し色を1〜2色だけ効かせるという配分の考え方は、面積の大きい部分と小さい部分でメリハリをつけるという意味で、しつらえの基本にも通じる感覚だと感じています。

家具を一気に買い替えるのではなく、雑貨・ファブリック・照明という順番で少しずつ近づけていく方法をご紹介しましたが、これなら失敗しても入れ替えやすく、気軽に試していただけるのではないかと思います。FSC認証などの視点も、環境に配慮したものづくりの背景を知る一つのきっかけになればうれしいです。

ご自宅の広さや好みに合わせて、無理のない範囲から一つずつ取り入れてみてください。実際の見え方は光の当たり方でも変わるので、可能であればサンプルを取り寄せて、設置場所の日当たりで確認してから決めると、より失敗しにくいと思います。家具のサイズを事前に採寸しておくことも、部屋とのバランスを保つ大切なポイントです。

ご利用にあたっての注意

  • 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品・ブランド・店舗の購入を推奨・勧誘するものではありません。
  • インテリアの色使い・配置の考え方は一般的な目安であり、お部屋の広さ・採光・既存の家具との組み合わせによって適した取り入れ方は異なります。
  • ご自身の住まいの状況に合わせて、無理のない範囲でご判断ください。

参考情報

Google で優先するソースとして追加
中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者株式会社モニクルリサーチ

関連タグ