この記事はここがポイント
- 猛暑で植物栽培が「困難」と回答したのは53.0%、東京グリーンビズ調査の結果。
- 屋外栽培は水やり・日当たりに注意が必要。室内ならサンスベリア等が初心者向け。
- 植物との関わりは五感で自然を感じ、家族の対話に貢献。東京グリーンビズは苗木配布。
子どもの夏休みの自由研究や宿題で、朝顔やミニトマトなどの植物を育てた経験がある方もいるのではないでしょうか。
しかし、記録的な猛暑が続く近年の夏は、その「育てる」という体験自体が、思った以上に大変だったというご家庭も多かったようです。
実際、東京都が進める緑のプロジェクト「東京グリーンビズ」のPR事務局が行った調査でも、そうした実態が数字で表れていました。
今回はこの調査結果をもとに、なぜ夏の植物栽培が難しくなっているのか、初心者でも室内で育てやすい植物にはどんな選択肢があるのかを詳しく紹介します。
夏休みの植物栽培、53%が「困難だった」と回答
東京グリーンビズPR事務局が2026年6月23〜24日に実施したアンケート調査(東京都在住の小学生の子を持つ親400人が回答)によると、夏休み中の植物栽培について「困難だった」(非常に困難だった・やや困難だったの合計)と回答した人は53.0%にのぼりました。半数以上の家庭が、何らかの形で苦労を感じていたことになります。
夏休みの植物育成についての調査結果
さらに、その理由を尋ねた質問では、70.25%が「育成の難しさに暑さ・猛暑が影響した」と回答しています。
近年の気温上昇が、家庭での植物栽培にも無視できない影響を及ぼしていることがうかがえます。
我が家も幼稚園から持ち帰った朝顔を育てているのですが、日照時間の長さと気温の高さからなかなか花が咲かず、苦戦しています。
猛暑による管理の難しさに悩む人が多数
同調査で具体的に困ったことを聞いたところ、上位に挙がったのは次のような内容でした。
- 水やりをしても追いつかなかった:38.75%
- 葉がしおれた:38.5%
- 土がすぐ乾いた:37.5%
自由回答では、「半日陰の状態を作っても土がカラカラに乾きやすかった」「朝は元気だったのに、昼過ぎには葉がぐったりしていた」「ベランダは直射日光が強く、置き場所に困った」といった声が寄せられており、屋外での植物の管理に戸惑いを感じた家庭が多かった様子がうかがえます。
一方で、育てる過程そのものへの評価は変わりません。同じ調査の自由回答には、「種や苗から花を咲かせるまで、色々な苦労がかかることが良い経験になった」「上手く実がなったときの喜びは何ともいえない嬉しさがあった」という声もありました。
うまくいかなかったことも含めて、植物と関わる時間には価値があるといえそうです。
屋外植物を上手に育てたい!注意すべき点とは?
屋外植物を元気に夏越しさせるには、水やりと日当たり、風通しの良さが重要です。
水やり
気温が高い日は朝と夕方の2回、鉢底から水が出るまでたっぷり与えます。昼間に与えるとホースから出る水が熱いことが多く、根が痛んでしまいます。また、せっかく散水してもすぐに蒸発してしまうため、水分が根の奥に届きにくく枯れる原因になります。
日差しが日中ほど強くない、朝と夕方がおすすめです。
日当たり
日当たりの良さは植物を元気に育てる大切な要素ですが、直射日光の強すぎる場所は葉焼けの原因になります。
また、照り返しの多いコンクリートなどの地面にそのまま植物を置くと、鉢の中が高温になり、根が痛んでしまうことも。
日中は半日陰に移動する、遮光ネットやプランタースタンドを利用するなど、熱がこもりすぎないように工夫すると良いでしょう。
たとえば、朝顔の場合は8〜10時間以上の暗い時間がないと蕾がつきません。
花が咲かないと悩んでいる人に話を聞いてみると、明るすぎる場所に鉢を置いているケースが多く見られます。夜は暗い場所に移動させたり、カバーをかけて様子を見てみるのも一つの手段です。
風通し
空気がよく流れる風通しの良い場所に置くのも元気に育てるポイントです。
温風が出る室外機のそばに置いておくと葉が萎れたり株が弱る原因になりますし、風通しが悪いとアブラムシやハダニなどの害虫が付くことも。また、ツルや葉が茂りすぎると蒸れてしまうことがあるので注意が必要です。
インテリアライター。後悔しない家づくりのポイント、施主目線での実体験など、住まいやインテリアに関連する記事を多数執筆。Instagramでも脱生活感を目指す部屋づくりを発信中している。2児の母。
