観葉植物 インテリアの選び方・置き方。初心者でも失敗しないコツを紹介
New Africa/shutterstock.com
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観葉植物 インテリアの選び方・置き方。初心者でも失敗しないコツを紹介

100円ショップの苗から始める観葉植物|置き場所・水やり・鉢カバーの基本ルール

執筆者中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者
14:00
観葉植物 インテリアの選び方・置き方。初心者でも失敗しないコツを紹介
New Africa/shutterstock.com

この記事はここがポイント

  • 部屋の広さ・目的に合わせた品種選びと、置き場所・水やりの基本。
  • 年間支出約2963円(2025年時点)で、100円ショップから始められる費用感。
  • ペットや子供がいる家庭では、有害植物への事前の安全確認が必須。

新しい部屋に何か彩りを添えたい、でも何を選べばいいかわからない——そんな声をよく耳にします。観葉植物をインテリアに取り入れる人は年々増えており、部屋の雰囲気づくりだけでなく、気分転換やちょっとした癒やしを求めて置く方も多いようです。

とはいえ、「すぐ枯らしてしまいそう」「どこに置けばいいのかわからない」と一歩を踏み出せない方も少なくないのではないでしょうか。

この記事では、部屋の広さや目的別の選び方から、置き場所・水やりの基本、費用の目安、注意しておきたいポイントまで、ご紹介します。

筆者も在宅ワークへの切り替えを機に観葉植物を育て始め、現在は50株以上の植物を育成しています。家に緑があると、ふとした瞬間に心が豊かになりますよ。特別な道具がなくても始めやすいことから、インテリアの一部として観葉植物を選ぶ方は今後も増えていきそうです。

華道やフラワーアレンジメントを長く続けてきましたが、生け花の世界でも、同じ一本の枝や花でも、器や添え方次第でまったく違う表情を見せることがよくあります。

記事では、部屋の広さや目的に合わせて品種の大きさや置き場所を整理してご紹介します。

一人暮らしなら棚やデスクに置ける小さめの品種、ファミリー世帯なら床置きの大型品種というように、生活スタイルに応じて選んでいただければ、はじめての方でも迷いにくいのではないかと思います。

部屋にちょうどいい一鉢を見つける、観葉植物の選び方の基本

一人暮らしの方なら、棚やデスクに置ける小さめの品種が扱いやすく、模様替えのたびに位置を変えやすいというメリットもあります。

ファミリー世帯でリビングに存在感を出したいなら、床に置く大型の品種がおすすめです。ただし、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、置き場所や品種選びに少し気を配る必要があります(詳しくは後述します)。

在宅ワークが中心の方は、デスク周りに小さめの一鉢を置くだけでも、気分転換やちょっとした癒やしになりますよ。

在宅勤務を行う筆者のデスク。テーブルヤシとカラテア・オルビフォリアの鉢植えを飾っています

在宅勤務を行う筆者のデスク。テーブルヤシとカラテア・オルビフォリアの鉢植えを飾っています
在宅勤務を行う筆者のデスク。テーブルヤシとカラテア・オルビフォリアの鉢植えを飾っています

選ぶときにチェックしたいポイントは、次の4つです。

  1. 乾燥や日陰に強く、初心者でも管理しやすい品種か
  2. 葉に張りとつやがあり、色が濃くいきいきしているか
  3. 葉の裏や土の表面に虫・カビがついていないか
  4. 鉢のサイズ(号数)が置きたい場所に合っているか

部屋の広さ・目的別に置き方の傾向を整理すると、次のようなイメージです

【部屋の広さ・目的別】おすすめの観葉植物の大きさと置き場所の例

【部屋の広さ・目的別】おすすめの観葉植物の大きさと置き場所の例
【部屋の広さ・目的別】おすすめの観葉植物の大きさと置き場所の例

あくまで目安ですので、部屋の広さや好みに応じて調整してください。

置き場所・水やり・温度管理の基本を紹介

観葉植物をインテリアになじませるコツは、置き場所選びから始まります。

基本は、直射日光を避けた、レースカーテン越しのやわらかい光が入る窓辺です。直射日光が当たり続けると葉焼けを起こし、逆に日光が足りないと徒長してひょろひょろと伸びてしまいます。

水やりは、土の表面がしっかり乾いてから、鉢の底穴から水があふれ出るくらいを目安に、たっぷりと与えるのが基本です。分かりづらい方は割りばしなどを鉢に差し、土がつかないか確認する方法もおすすめです。透明の鉢や乾燥すると色が変わる土を選ぶのもいいですよ。

夏場や冬場はエアコンの風が当たらない場所に移動させると安心。風通しの良い空間づくりも大切で、サーキュレーターを取り入れるのもいいですね。

季節ごとのお手入れの目安を整理すると、次のようになります。

  • 春、秋(生育期):土が乾いたらたっぷり水やり。生育期には追肥。
  • 夏:直射日光を避け、レースカーテン越しの明るい場所で管理。エアコンの風に注意。
  • 冬(休眠期):水やりの頻度を控えめにし、暖房の風が直接当たらない場所へ移動させる。

また、葉にほこりがたまると見た目が悪くなるだけでなく、光合成の妨げにもなるため、時々やわらかい布で葉を拭いてあげるとよいでしょう。毎日葉のようすを観察することは、害虫予防にもなりますよ。

鉢カバーひとつで印象が変わる、インテリアになじませるコツ

4月頃に撮影した我が家の「トラデスカンチア」。100円ショップで330円で購入した株にホワイトの鉢カバーを合わせました。

4月頃に撮影した我が家の「トラデスカンチア」。100円ショップで330円で購入した株にホワイトの鉢カバーを合わせました。
4月頃に撮影した我が家の「トラデスカンチア」。100円ショップで330円で購入した株にホワイトの鉢カバーを合わせました。

現在の「トラデスカンチア」。330円の株が、4か月でかなり大きく成長しました。

現在の「トラデスカンチア」。330円の株が、4か月でかなり大きく成長しました。
現在の「トラデスカンチア」。330円の株が、4か月でかなり大きく成長しました。

長年フラワーアレンジメントや華道に親しみ、観葉植物を育ててきた立場から感じるのは、植物そのものだけでなく、鉢や鉢カバーの選び方でも部屋の印象が大きく変わるということです。

素焼きの鉢はナチュラルな雰囲気に、モノトーンの鉢カバーはモダンな部屋によくなじみます。小型の品種は棚やデスク周りのアクセントに、大型の品種はフロアやコーナーに置くと、空間全体が引き締まって見えます。

筆者の自宅はホワイト基調のインテリアなので、「トラデスカンチア」にオールホワイトの鉢カバーを合わせていました。ホワイトインテリアの中で、「トラデスカンチア」の紫の葉がアクセントになっています。

高さや葉の広がり方が異なる品種を組み合わせると、生け花のように立体感のある飾り方も楽しめます。難しく考えず、まずは1鉢から気軽に試してみるのがよいかもしれません。

気になる費用の目安は?100円ショップの植物から始めるのもおすすめです。

観葉植物を新しい趣味として始めるとき、気になるのが費用でしょう。

総務省統計局の家計調査によると【2025年時点】、園芸用植物への年間支出は1世帯あたりおよそ2963円、鉢や道具などを含む園芸用品全体では同年でおよそ3895円となっています(いずれも総世帯・全国平均)。

100円ショップやホームセンターでは、小さめの鉢植えが比較的手が届きやすい金額から始められます。

筆者も最初に購入したのは100円ショップの苗でした。今では横に大きく広がって1メートルほどになった株もあり、小さな苗から育てた植物は相棒のような存在になりました。

昨年100円ショップで購入した「モンステラ」。今では横幅は1メートル近くにまで成長しています。

昨年100円ショップで購入した「モンステラ」。今では横幅は1メートル近くにまで成長しています。
昨年100円ショップで購入した「モンステラ」。今では横幅は1メートル近くにまで成長しています。

一方で、シンボルツリーのような大きな株を買うと、部屋の雰囲気が一気に垢抜けます。もちろん品種やサイズ、鉢のデザインによって金額は大きく変わるため、あくまで目安としてとらえてください。

はじめは1鉢だけ迎えてみて、育てるのに慣れてきたら少しずつ増やしていく、という進め方であれば、費用も手間も無理なく調整しやすいのではないでしょうか。

風水的な意味合いは、あくまで参考程度に

「観葉植物は風水にいいと聞くけれど、本当なの?」という質問もよく耳にします。風水における観葉植物の扱いは、長く伝わってきた文化的な習わしのひとつであり、科学的な効果が実証されているものではありません。

気分転換やインテリアのアクセントとして楽しむ、いわば「お守り」のような感覚で取り入れるのが、ちょうどよい距離感かもしれません。

ペットや小さなお子さんがいるご家庭で気をつけたいこと

観葉植物のなかには、口にすると体調を崩す可能性がある品種も存在します。専門家の情報によると、ポトスやアイビーなど身近な観葉植物のなかにも、犬や猫が誤って口にすると危険な成分を含むものがあるとされています。

ペットや小さなお子さんがいるご家庭で植物を選ぶ際は、購入前に品種の安全性を園芸店やメーカーに確認しておくと安心です。

心配な症状が見られた場合は、自己判断せずに早めにかかりつけの獣医師や医療機関に相談することをおすすめします。

まとめ

観葉植物をインテリアに取り入れる際は、部屋の広さや目的に合わせた品種選び、置き場所・水やりの基本、鉢カバーでの見せ方の工夫、費用の目安、そしてペットや小さなお子さんがいるご家庭での注意点を押さえておくと安心です。

季節ごとのお手入れさえ押さえておけば、観葉植物は決して手間のかかりすぎる趣味ではありません。まずは気になる1鉢から、無理のない範囲で暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。

まずは一鉢から始めてみて

中井 里穂
執筆者中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者株式会社モニクルリサーチ

自分でも植物を育てているので、今回の記事では、100円ショップで購入した小さな苗が数か月でぐんと成長していく様子を、実際の写真とともにご紹介しました。「トラデスカンチア」や「モンステラ」のように、手が届きやすい価格の株が想像以上に大きく育っていく過程は、育てている身としても暮らしの中の小さな楽しみになっています。小さな苗がいつしか相棒のような存在になっていく感覚を、少しでも記事から感じ取っていただけたらうれしいです。デスク周りにテーブルヤシのような小さな一鉢を置くだけで気分転換になるというのも、在宅で過ごす時間が長い方に向けて、実感を込めてお伝えしました。素焼きの鉢やモノトーンの鉢カバーで印象を変える工夫も、部屋づくりの延長として気軽に楽しんでいただけたらという思いで紹介しています。

置き場所や水やり、季節ごとのお手入れの目安は、実際に育てている経験をもとに、できるだけ具体的にまとめました。直射日光を避けたレースカーテン越しの窓辺や、土がしっかり乾いてからたっぷり水を与えるという基本は、私自身も日々気をつけているポイントです。

まずは無理のない範囲で、一鉢だけ迎えてみるところから始めてみてくださいね。

ご利用にあたっての注意

  • 本記事は情報提供を目的とした一般的な解説であり、特定の店舗・ブランド・商品の購入を推奨・勧誘するものではありません。
  • 記載の費用・データは執筆時点で確認できた公式情報に基づく目安であり、時期や条件により変動します。
  • 植物の安全性や体調に関わる個別のご相談は、園芸店・メーカー・獣医師・医療機関など専門家へご確認のうえ、ご自身の判断で対応してください。

参考情報

中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者株式会社モニクルリサーチ

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