この記事はここがポイント
- インダストリアルは金属・木材の異素材、ダークカラー、暖色照明で構成。
- 要素の詰め込みや生活感を避け、照明色を統一し「ダサく」しない工夫。
- 狭い部屋や賃貸は壁紙シート、置き型ライト、植物で雰囲気を演出。
工場や倉庫のような無骨な雰囲気に憧れて「インダストリアルインテリアを取り入れてみたい」と思ったものの、いざ挑戦すると「なんだかダサく見えてしまった」「思っていたイメージと違う部屋になった」という声も少なくありません。
素材や色使いのバランスが難しく、やりすぎると雑然とした印象になってしまうのが、このスタイルの悩ましいところです。
そこで今回は、インダストリアルインテリアの基本的な考え方と、失敗しない色・素材の選び方、狭い部屋や賃貸住まいでも取り入れやすい工夫を、順を追ってご紹介します。
特定のブランド・商品をおすすめする記事ではなく、どんな部屋にも応用できる「選び方の基準」をお伝えするのがねらいです。
インダストリアルインテリアは要素を詰め込みすぎると崩れやすい、繊細なテイストで、「思っていたよりダサく見えてしまった」という悩みも耳にします。やりすぎると雑然とした印象になってしまうのも悩ましいところです。今回は、金属×木材の組み合わせ方から、失敗しない色使い、狭い部屋・賃貸での取り入れ方まで、順を追って整理しました。
インダストリアルインテリアとは「無機質さ」を活かすスタイル
インダストリアルインテリアのルーツは、20世紀初頭のアメリカで確立された「工業的で機能的なデザイン」という考え方にあります。
住まいのスタイルとして広く知られるようになったのは1970年代のニューヨークで、古い工場や倉庫をロフトへと転用する動きがきっかけとされています。
機能に関係のない華やかな装飾をそぎ落とした、シンプルで無機質な雰囲気が特徴です。似たテイストに「ブルックリンスタイル」がありますが、インダストリアルは無機質でクールな質感を軸にするのに対し、ブルックリンスタイルはラフさとぬくもりを併せ持つ点で異なるとされています。
まずは「無骨さ」と「洗練」のどちらに寄せたいか、自分の好みを整理しておくと、素材選びで迷いにくくなります。
素材選びは「異素材の組み合わせ」がポイント
インダストリアルインテリアでは、アイアン・スチール・真鍮といった金属と、無垢材・レザー・コンクリート・モルタル・レンガなど質感の異なる素材を組み合わせることで、武骨さと味わい深さを両立させます。
インダストリアルインテリアの素材選び
「金属だけ」「木材だけ」で統一してしまうと、無機質すぎたり、逆に温かみが出すぎたりしてバランスを崩しがちです。金属と木材を軸に、レザーやコンクリート調のアイテムを差し色的に加えるくらいのバランスが、程よい「無骨感」を作りやすいといえます。
元新聞記者。ガーデニング、インテリア、植物、DIYなどの記事を執筆。華道(池坊 師範科助教・華掌)、フラワーアレンジメントにのべ10年間励み、専門的視点から解説する。一種外務員資格、行政書士試験合格。