「おしゃれで素敵!」と憧れたオープン収納、実際に暮らして感じた“想定外の大変さ”
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片づけ・そうじ

「おしゃれで素敵!」と憧れたオープン収納、実際に暮らして感じた“想定外の大変さ”

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「おしゃれで素敵!」と憧れたオープン収納、実際に暮らして感じた“想定外の大変さ”
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この記事はここがポイント

  • オープン棚は生活感が出やすいため、飾る場所を絞りバスケット等で見せると隠すを使い分ける工夫。
  • 扉の後付け時は、下地補修を要するネジ穴等が借主負担になりうる原状回復ガイドライン(2026年10月時点)の確認。
  • 埃を防ぐには棚板に余白を残してよく使う物を手前に置き、サッと拭き取れる状態を保つ掃除の習慣。

SNSなどでよく見かける、オープン棚にお気に入りのものを並べるインテリア。

「扉がないほうが取り出しやすい」「見た目もおしゃれ」と思って挑戦してみたのですが、実際に暮らしてみると、思っていた以上に難しいなと感じました。

「おしゃれに見えるオープン収納」と「ただ物が並んでいる状態」は紙一重だったんです。

想定外①埃が目立つ

オープン収納は、その名のとおり扉なしの「見せる収納」なので、こまめな掃除が必要です。

実際に導入してみると、扉付き収納なら気にならなかった埃が目につくなと感じるように……。

棚板はもちろん、飾っている雑貨にも想像以上に埃がたまります。

せっかくのディスプレイに埃がたまっていたら台無しですよね。

きれいに見せるためには、きれいな状態を維持する必要があり、結果、収納の見た目を保つための掃除の手間も増えたなと感じました。

想定外②「とりあえず置く」が増えて、ごちゃつきやすい

空いている棚があると、つい郵便物や小物を置いてしまうのも、オープン収納あるある。

「ちょっとだけ置いておこうと思っていたのに、気づけばここが定位置になっている」なんていうことも。

オープンだからこそ、生活感のあるものまで丸見えになってしまいました。

想定外③書類収納とオープン収納の相性が難しい

我が家では、キッチンカウンターの上にオープンな書類ラックを置いています。

しかし、仕事の書類・子供の園関係のプリント・郵便物などがどんどん積み上がり、あっという間に書類が山積みに……。

「あとで整理しよう」と後回しにした結果、本当はいらないものまで見える場所に残り続け、いざ書類が必要になったときに「あの手紙どこだっけ」と探し回るという悪循環に陥りました。

マメな性格ではない場合、書類は見せる収納にしないほうが楽なのかもしれません。

それでもオープン収納にしてよかったこと

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オープン収納のメリットは、「どこに何があるか見つけやすい」「よく使うものがすぐ取れる」という利便性の高さです。

自分の持ち物を把握しやすいですし、お気に入りの雑貨を飾ればインテリアとしても楽しめます。

オープン収納にチャレンジしたことで「何を見せて、何を隠すか」を考えるきっかけになりました。

「全部オープン」にしないという選択もある

オープン収納だからといって、全てのものを見せる必要はありません。

目立つところに飾りたいものはオープンに、生活感の出やすいものや散らかりやすいものは隠すといったように、ものに合わせて使い分けるのが良いのだと気づきました。

オープン棚にバスケットを置いて、生活感の出やすいものは中に入れて隠すなど、工夫するのも良いでしょう。

「見せる」と「隠す」を使い分けると収納計画がより楽しくなります。

オープン棚に扉をつけたいときは、まず「簡単な後付け」から考える

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オープン収納の「見た目は好きだけれど、埃や生活感が気になる」というお悩みは、扉を後付けすることで和らぐ場合があります。棚そのものを買い替える前に、今ある棚を活かしたまま扉をつける方法から検討してみるのがおすすめです。

たとえば、棚の前にカーテンやロールスクリーンをつける、突っ張り棒に布を掛ける、市販の後付け用の扉パーツを取り付けるといった方法があります。

布なら着脱もしやすく、季節や気分に合わせて素材や色を変えられるのも魅力ですよね。

手を入れる範囲が小さいほど、「やっぱり元に戻したい」と思ったときの負担も軽くすみます。

自分で棚に扉を取り付けるDIYは、手軽に思える反面、棚板の強度や仕上がりのズレなど思わぬ難しさもあります。ネジ穴を開けたり接着したりする方法は、棚の素材によって向き不向きがあるため、製品の説明書きをよく確認してから進めると安心です。

賃貸住宅の場合は、壁や柱に穴を開けたり傷をつけたりすると、退去時に原状回復の費用を求められる可能性があります。

国土交通省は「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の中で、借主の故意・過失や、通常の使用を超えるような使い方による損耗・毀損は借主の負担となりうるという考え方を示しています。

たとえば、重い物を掛けるために開けた、下地ボードの張り替えが必要な程度のくぎ穴・ネジ穴は、借主負担の例として挙げられています(2026年10月時点)。

ただし、ガイドラインはあくまで一般的な基準で、最終的には契約内容などによって個別に判断されます。加工を伴う後付けをする前には、契約書の特約もあわせて確認し、管理会社や大家さんに相談しておくと安心ですよ。

オープン棚の「埃対策」は、置き方と掃除のしやすさで決まる

オープン収納の埃は、「気づいたときにまとめて掃除する」よりも、「掃除しやすい状態をつくっておく」ほうが続けやすいです。

まず見直したいのが、棚に置くものの量です。棚がぎっしり詰まっていると、ものをどかす手間が増えて掃除が後回しになりがちです。棚板に少し余白を残し、手前に何も置かない列をつくっておくと、さっと拭くだけで済みます。

オープンな食器棚の場合は、毎日のように使う食器を手前に置くのがコツです。使うたびに洗うので、埃がたまりにくくなります。

反対に、来客用の食器や飾りのお皿など出番の少ないものは、埃をかぶりやすい傾向があります。こうしたものは扉付きの棚やケースにしまい、オープン棚にはよく使うものだけを並べるという分け方も考えられます。

掃除は、ハンディモップで棚板をさっとなでるだけの「ついで掃除」を習慣にすると、負担が小さくなります。「曜日を決めて棚の上を拭く」など、自分に合うペースを見つけてみてくださいね。

オープン棚の「目隠し」は、隠したいものに合わせておしゃれに選ぶ

オープン収納に「ここだけは見せたくない」というものが出てきたら、目隠しを上手に取り入れてみましょう。全部を隠してしまうとオープン収納の良さが薄れてしまうため、隠したい場所だけを狙うのがポイントです。

たとえば、バスケットやボックスに入れて中身を見えなくする方法は、棚の雰囲気を保ちながら取り入れやすい工夫です。籐や布など素材感のあるものを選ぶと、ナチュラルな雰囲気になじみます。また、棚の一段だけにカーテンや布、すだれなどを掛ける方法なら、必要なときにさっと開けられます。

色づかいも大切です。棚や壁の色になじむ目隠しを選ぶと主張が抑えられ、落ち着いた印象になります。逆に、アクセントとして好きな柄を選ぶのも楽しいですよね。

ただし、目隠しのために同じ形のボックスを増やしすぎると、中身がわからなくなって探す手間が増えることもあります。ラベルを貼る、よく使うものは手前に置くなど、取り出しやすさも忘れずに整えておきましょう。

オープン棚の飾り方は、「見せる場所」を絞ると整って見える

「おしゃれに見せたい」と思うあまり、棚いっぱいに飾りたくなることもありますが、見せるものが多すぎると、かえってごちゃついた印象になりがちです。ここまでの内容を踏まえて、飾り方の基本を整理しておきましょう。

まず、飾る場所を棚の中の一部に絞ります。たとえば、目線の高さにある一段だけを「飾る段」と決め、ほかの段は使用頻度の高いものや、目隠しをした収納にするイメージです。

次に、飾るものの高さや大きさに変化をつけます。背の高いものと低いものを組み合わせたり、手前と奥で少しずらして置いたりすると、立体感が出て見栄えが良くなります。色数を絞ると、統一感も出やすいです。

最後に、飾るものを定期的に入れ替えるのも一つの方法です。季節の小物に替えると気分転換になりますし、入れ替えのときに棚板を拭く習慣もつきやすくなります。「飾る段」を決めておけば、管理もぐっとラクになりますよ。

まとめ

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「おしゃれな収納」と「暮らしやすい収納」は必ずしも同じではありません。

オープン収納は、収納方法というより、暮らし方まで考えて選ぶものでした。

参考情報

田宮有莉
インテリアライター

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