衣替えはいつが正解?時期の目安と衣類収納・防虫剤のコツを解説
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住まい

衣替えはいつが正解?時期の目安と衣類収納・防虫剤のコツを解説

気温を基準にした時期の判断と、防虫剤の正しい使い方まで解説

執筆者中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者
14:00
衣替えはいつが正解?時期の目安と衣類収納・防虫剤のコツを解説
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この記事はここがポイント

  • 衣替えの時期は、慣習の6月・10月だけでなく最高気温15〜20℃前後を目安に判断
  • カビや虫食い対策には、衣類を洗濯・乾燥させてから収納する基本
  • 収納ケースは8分目程度にとどめ、防虫剤は異なる系統を併用しない使用が効果的

季節の変わり目、「そろそろ衣替えをしなくちゃ」と思いながらも、いつ始めればいいのか迷ってしまうことはありませんか。

学校の制服では6月・10月が目安とされてきましたが、近年は残暑が長引いたり、逆に急に冷え込んだりと、カレンダー通りにはいかない年も増えています。

筆者も長年、「暦の上の節目」と「実際の気温」がずれる年の難しさを感じてきました。

そこで今回は、衣替えのタイミングの考え方から、収納・防虫剤の使い方、着物や礼服といった特別な衣類の扱い方まで、順を追ってご紹介します。

暦と実際の気温がずれる年の衣替えの難しさは、毎年感じるところです。「6月になったから」と一気に動くのではなく、その年の気候に合わせて判断したいと感じています。今回は、気温を基準にしたタイミングの見極め方から、収納・防虫剤を正しく使うコツ、着物や礼服といった特別な衣類の保管方法まで、順を追ってまとめてご紹介します。

衣替えはいつすべき?気温を目安にした時期の考え方

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「衣替えとは」そもそも何かというと、季節の変わり目に着る衣類を入れ替える、日本の暮らしに根づいた習慣のことです。

平安時代の宮中行事「更衣(こうい)」に由来するとされ、その後、学校や企業の制服文化を通じて「6月1日」「10月1日」が一般的な目安として広まりました。

ただし、この日付はあくまで慣習上の区切りです。近年は気候の変化により、「暦通りの衣替え」だけでは実際の気温に合わないと感じる方も増えています。

そこで参考になるのが、気温を基準にした考え方です。アパレル業界では、気温と衣類の販売動向を分析し、シーズンごとの展開時期を判断する取り組みが行われています。

気象庁によると、レディースコートの分析例(東京データ)として、販売が伸びやすくなる基準温度を18℃前後とする例が示されており(地域によって傾向は異なります)、【2013年時点の調査】ではありますが、「気温を目安に衣替えの時期を判断する」という考え方自体は現在も参考にしやすいものです。

ご家庭で衣替えをする場合も、「最高気温がおおむね15〜20℃前後で安定してきたら」を一つの目安にすると、暦だけに頼らず、実際の肌感覚に近いタイミングで判断しやすくなります。

ただし地域差があるため、お住まいの地域の気温の推移を見ながら、早め・段階的に切り替えるのが安心です。

衣替え作業の基本の流れ

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衣替えの「やり方」に迷う方も多いのではないでしょうか。基本の流れは、次の3ステップです。

  • ステップ①:洗濯・乾燥——シーズン中に着た衣類は、必ず洗濯・クリーニングをしてから収納します。汗や皮脂の汚れが残っていると、カビや虫食いの原因になります。
  • ステップ②:仕分け——「今シーズンも着るか」「サイズが合うか」を基準に、残す服と処分する服を分けます。1年以上着ていない衣類は、見直しの目安になります。
  • ステップ③:収納——洗濯・仕分けが終わった衣類を、収納場所に合わせてしまいます。

この「乾かしてから収納する」という順番が、カビ・虫食い対策の基本になります。

衣類収納のコツ|詰め込みすぎないことが防虫剤の効果を左右する

収納スペースが限られていると、つい衣装ケースいっぱいに詰め込みたくなりますが、ここに注意点があります。

全国クリーニング生活衛生同業組合連合会によると、収納ケース内の衣類は「8分目程度」にとどめるのが理想的とされています。ぎゅうぎゅうに詰め込むと、空気の通り道がなくなり、防虫剤の成分が衣類全体に行き渡りにくくなるためです。

一人暮らしでクローゼットが限られている場合は、シーズンオフの衣類だけを圧縮袋や収納ケースにまとめ、よく着る服はクローゼットに残す、といった使い分けが効率的です。

子どものいる家庭では、サイズアウトした衣類を早めに仕分けておくと、次の衣替えがぐっと楽になります。家族分の衣替えとなると作業量も増えるため、「今日は子ども服だけ」「週末に自分たちの服」と数回に分けて進めるのも一つの方法です。

一気に終わらせようとせず、気温の変化に合わせて少しずつ入れ替えていくほうが、結果的に無理なく続けられます。

防虫剤の正しい使い方と注意点

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防虫剤は「入れておけば安心」というものではなく、使い方を誤ると効果が落ちたり、衣類を傷める原因にもなります。

防虫剤には主に「ピレスロイド系」「パラジクロルベンゼン」「ナフタリン」「しょうのう」の4種類があります。

全国クリーニング生活衛生同業組合連合会によると、ピレスロイド系は無臭で他の薬剤と併用しても問題ありませんが、それ以外の3種類は、異なる系統の薬剤同士を併用すると、成分が反応してシミや変色を起こす場合があるとされています。

同じ収納ケースの中では、系統をそろえて使うことが大切です。

  • 置き方:防虫剤の成分は空気より重く、上から下に広がるため、衣類の一番上に置くのが効果的です。
  • 使用量:防虫剤は「適正量」を守ることが重要です。少なすぎると効果が十分に発揮されず、多すぎると一部の薬剤では再結晶が起こることがあります。
  • 保管場所:防虫剤の中には誤って口に入れると危険なものもあるため、小さな子どもやペットの手が届かない場所で保管・使用しましょう。

湿気・カビ対策と着物・礼服など特別な衣類の保管

衣類のカビは、汚れ・湿気・温度の条件が重なったときに発生しやすくなります。収納前に衣類をしっかり乾かすことに加え、次のような対策も有効です。

  • 除湿剤を防虫剤と併用する(防虫剤とは別に置くタイプを選ぶ)
  • 晴れた日に収納場所(押入れ・クローゼット)を開けて、空気を入れ替える

また、着物や礼服、ダウンジャケットなど特別な素材の衣類は、一般的な衣類と手入れ方法が異なる場合があります。

素材によって適切な保管方法が変わるため、洗濯表示やメーカー・専門店の公式情報を確認してから対応することをおすすめします。

なお、防虫剤と一緒に消臭剤を使いたい場合は、防虫剤の効果を妨げないよう、成分の異なるタイプを選ぶ、あるいは併用可否を製品表示で確認しておくと安心です。

「においが気になるから」といって複数の消臭・防虫アイテムをまとめて入れると、思わぬ反応が起きることもあるため、まずは1種類ずつ試すくらいの慎重さで十分です。

衣替えにまつわる小さな疑問

  • 衣替えは何月にするもの?:慣習上は6月・10月ですが、本文で触れた通り、実際の気温を見ながら前後させて構いません。
  • 衣替えを英語で言うと?:直訳できる単語はなく、「changing clothes for the season」のように説明的に表現されることが多いようです。日本特有の暮らしの習慣といえます。

まとめ

衣替えのタイミング・収納・防虫剤の使い方のポイントを整理しました。

  • 衣替えの目安:暦(6月・10月)だけでなく、最高気温15〜20℃前後を一つの参考にする
  • 作業の基本:洗濯・乾燥 → 仕分け → 収納の順番を守る
  • 収納のコツ:ケースは8分目程度にとどめる
  • 防虫剤:系統をそろえて併用し、衣類の上に適正量を置く

ご自宅の状況やお住まいの地域の気候に合わせて、無理のない範囲から取り入れてみてください。

中井 里穂
執筆者中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者株式会社モニクルリサーチ

今回の記事では、まず衣替えのタイミングについて、6月・10月という慣習的な目安だけでなく、最高気温15〜20℃前後を一つの参考にする考え方をご紹介しました。近年は残暑が長引く年も多いので、暦よりも肌感覚に近い気温を基準にするという視点は、私自身も日々の生活で意識している部分です。お住まいの地域によって気温の推移は異なりますし、同じ地域でも年によってばらつきがあるので、慌てず段階的に切り替えていくくらいの気持ちでちょうどよいのではないかと思っています。
また、防虫剤の使い方についても、異なる系統の薬剤を併用しないことや、収納ケースを8分目程度に抑えるといったポイントを整理しました。詰め込みすぎないことが、実は防虫剤の効果を左右するというのは、意外と知られていないのではないでしょうか。防虫剤は上から下に成分が広がるため衣類の一番上に置くとよい、という点も、日頃なんとなくやっていたことが理由づけられた気がして、読みながら納得しました。着物や礼服のような特別な衣類は、洗濯表示やメーカーの公式情報を確認してから手入れする、という基本もあわせてお伝えしています。
季節の変わり目は何かとバタバタしがちですが、今回ご紹介したポイントを一つずつ確認しながら、ご自宅の衣替えを進めていただけたらうれしいです。私自身も、これからの衣替えの時期に向けて、あらためて収納の見直しをしてみようと思っています。焦って一度にすべて終わらせようとせず、気温の変化を見ながら少しずつ、無理のないペースで進めていただければと思います。子どもの服のサイズアウトの仕分けなど、家族分の作業がある方は、数回に分けて取り組むのもおすすめです。

ご利用にあたっての注意

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品・サービス・業者の購入や契約を推奨・勧誘するものではありません。記載の気温の目安や数値は執筆時点の目安であり、地域・条件・時期により異なります。防虫剤・収納用品の使用方法は、製品ごとの表示・公式情報を必ずご確認のうえ、ご自身の判断でご利用ください。

参考情報

中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者株式会社モニクルリサーチ

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