本棚DIYの作り方ガイド|材料選びから転倒防止までの手順とコツ
Roman Samborskyi/shutterstock.com
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本棚DIYの作り方ガイド|材料選びから転倒防止までの手順とコツ

100均材料でもOK。賃貸でも壁を傷つけずに作れる、初心者向けの手順と安全チェックのポイントを整理

執筆者中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者
14:00
本棚DIYの作り方ガイド|材料選びから転倒防止までの手順とコツ
Roman Samborskyi/shutterstock.com

この記事はここがポイント

  • 地震による負傷の約30〜50%は家具転倒が原因。L字金具や突っ張り棒で転倒防止。
  • 自由なサイズ設計が本棚DIYの魅力。材料はJAS規格を参考に強度や入手しやすさで選定。
  • 採寸から組み立てまで基本手順を遵守。棚板厚や補強材で本の重みに耐える強度確保。

本が増えるたびに、置き場所に悩んでいませんか。既製品の本棚を買い足すと部屋が狭く感じられますし、部屋のすき間にぴったり合うサイズを探すのも意外と手間がかかるものです。

そんなときに選択肢になるのが、市販の木材や身近な材料を使って自分でつくる「本棚DIY」です。

筆者自身もDIYも「知っておくと役立つ生活の知恵」のひとつだと感じています。とはいえ初めての方にとっては、どんな材料を選べばいいのか、工具がなくても作れるのか、地震のときに倒れてこないか、といった不安も多いはずです。

自分でサイズを決められるのが本棚DIYの大きな魅力です。

既製品では対応しづらい変形スペースや、天井までの高さを活かした収納も、寸法から自由に設計できます。材料費を抑えれば、既製品より低予算で仕上げられる場合もあります。

そこで本記事では、本棚DIYに使われる材料の種類と選び方、必要な道具と費用の目安、作り方の基本的な流れ、そして見落としがちな耐荷重・転倒防止の注意点まで、順を追って整理します。

既製の本棚だとどうしてもサイズが合わず、部屋にすき間が残ってしまうこともありますよね。今回の記事では、本棚DIYに使われる材料の種類と選び方から、必要な道具や作り方の手順、そして見落としがちな耐荷重・地震への転倒対策まで、初めての方でも取り組みやすいように順を追って丁寧に整理しましたので、ぜひ最後まで参考にしていただければと思います。

本棚DIYに使われる材料の種類と選び方

本棚DIYの材料選びは、仕上がりの雰囲気だけでなく「強度」「入手のしやすさ」「加工の難易度」を基準に考えると失敗しにくくなります。

本棚DIYに使われる材料の種類

本棚DIYに使われる材料の種類
LIMO&ホーム作成
本棚DIYに使われる材料の種類

集成材の品質の目安としては『集成材の日本農林規格』というJAS規格があり、農林水産省「集成材の日本農林規格」によると、接着性能や強度性能などの試験基準に適合した製品にJASマークが表示されます。

木材を選ぶ際の一つの判断材料になるでしょう。

初めての方は、100円ショップの薄型の板材やすのこを使って小さめの本棚から挑戦し、慣れてきたら1×4材・2×4材でサイズの大きな本棚に挑戦する、という段階的な進め方も選択肢のひとつです。

据え置き型・壁掛け型・段数で選ぶ

本棚DIYには、床に据え置くタイプと、壁に棚受け金具を取り付けて設置する壁掛けタイプがあります。

壁掛けタイプは床面積を取らずに済む一方、賃貸では壁に穴を開けられるかどうかの確認が前提になります。

持ち家であれば、下地の入っている位置に金具を固定することで、しっかりした壁掛け本棚に仕上げやすくなります。

段数は収納したい本の量や部屋の天井高に合わせて決めます。段数を増やすほど収納量は確保しやすくなりますが、その分重量も増えるため、後述する耐荷重・転倒対策との両立を意識して設計するとよいでしょう。

天井近くまで届く高さの本棚にする場合は、上段には軽い雑誌や滅多に取り出さない本を置き、下段に重い書籍を集めるといった配置にすると、安定感も出しやすくなります。

揃えておきたい道具と費用の目安

本格的な工具がなくても、次のような道具があれば多くの本棚DIYに対応できます。

本棚DIYに使用する主な道具

本棚DIYに使用する主な道具
LIMO&ホーム作成
本棚DIYに使用する主な道具

費用は材料費が中心です。ホームセンターで販売されているSPF材などの定番木材であれば比較的手頃な価格で購入でき、既製品の本棚より低予算で仕上げられるケースも少なくありません(価格は店舗や時期により変動します)。

電動ドライバーなど工具を新たに揃える場合は別途費用がかかるほか、電動丸ノコなどを持っていない場合は、ホームセンターの木材カットサービスやレンタル工具を利用する方法もあります。

作り方の基本的な流れ

DC Studio/shutterstock.com

初めて挑戦する場合も、次の流れを押さえておけば迷いにくくなります。

  • ステップ①:採寸 設置場所の幅・奥行き・高さと、収納したい本の奥行き・高さを測ります。
  • ステップ②:設計 棚の段数と各段の間隔を決めます。文庫本・単行本・雑誌など、収納する本のサイズに合わせるのがポイントです。
  • ステップ③:カット 設計に沿って木材をカットします。ホームセンターの木材カットサービスを利用すれば、自宅での作業を減らせます。
  • ステップ④:組み立て 木工用ボンドとネジで固定します。直角が出ているか、さしがねで都度確認すると仕上がりが安定します。
  • ステップ⑤:仕上げ・設置 やすりがけや塗装をして、最後に設置場所へ運びます。

耐荷重と失敗を防ぐ工夫

本棚は完成後に想像以上の重さがかかる家具です。棚板が薄すぎたり、支える柱の間隔が広すぎたりすると、本の重みでたわんでしまうことがあります。

棚板の厚みを十分に確保する、途中に補強材を入れる、棚柱の間隔を詰めるといった工夫で強度を保ちやすくなります。

採寸のミスや、板が微妙に歪んだまま組み立ててしまうことも、よくある失敗のひとつです。

カットしてもらった木材同士のサイズが揃っているか、組み立て前に一度並べて確認しておくと安心です。

地震・転倒対策も忘れずに

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本棚は重量があり体積も大きいため、地震の際に倒れたり、収納していた本が飛び出したりするリスクがあります。

東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」によると、近年の地震によるけがの原因の約30〜50%は家具類の転倒・落下・移動によるものとされています。

持ち家で壁に穴を開けられる場合は、L字金具などで壁面に固定する方法が確実とされています。

賃貸で壁を傷つけられない場合は、突っ張り棒タイプの器具を天井との間に設置する、本棚を寝る場所や座る場所の近くに置かないといった配置の工夫を組み合わせるとよいでしょう。

あわせて、扉や滑り止めテープで本の飛び出しを防ぐ対策も有効とされています。

まとめ

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本棚DIYは、材料選び・道具の準備・採寸から組み立てまでの手順を押さえれば、初めての方でも取り組みやすいテーマです。

据え置き型・壁掛け型、段数の考え方まで含めて設計し、強度を保つ工夫と地震への転倒・飛び出し対策をあわせて考えることで、より安心して使える一台に仕上がります。

ご自宅の状況や収納したい本の量に合わせて、無理のない範囲から始めてみてください。

収納にゆとりを持たせることが長く使い続けるコツ

中井 里穂
執筆者中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者株式会社モニクルリサーチ

文字を詰め込みすぎた作品よりも、適度な余白があるほうが美しく見えるように、本棚も収納量をぎりぎりまで詰め込んでしまうと、かえって取り出しにくく、見た目にも息苦しい印象になってしまうものだと感じています。

既製品だと部屋のすき間にぴったり合うサイズが見つからず悩む、という声もよく耳にしますが、そうした方にこそ本棚DIYで自由に設計する楽しさを知っていただきたいと思い、今回の記事をまとめました。書の道具を長く手入れしながら使うのと同じように、自分で作った家具にも自然と愛着が湧いてくるものです。

記事では、すのこや1×4材・2×4材、集成材、カラーボックスのリメイクといった材料ごとの特徴を比較し、強度・入手のしやすさ・DIY難易度を踏まえた選び方をご紹介しました。据え置き型と壁掛け型のどちらが向いているか、段数をどう決めるかといった設計の考え方にも触れ、採寸から設計、カット、組み立て、仕上げまでの手順をステップごとに整理しています。100円ショップの材料から小さく始めて、慣れてきたら本格的な木材に挑戦するという段階的な進め方もご紹介しました。工具をすべて揃えなくても、ホームセンターのカットサービスやレンタル工具を使えば挑戦しやすくなる、という点にも触れています。

強度を保つための棚板の厚みや補強材の使い方、そして地震の際の転倒・飛び出し対策についても、公的機関の情報を踏まえながらお伝えしています。持ち家か賃貸かによって選べる固定方法が変わってくる点も整理しましたので、住まいの状況に合わせて参考にしていただけるはずです。採寸のズレや板のゆがみといった、つまずきやすいポイントもあらかじめご紹介していますので、落ち着いて作業を進めやすくなるかと思います。

書の稽古で余白を大切にしてきたように、収納も詰め込みすぎず、ゆとりを持たせることが長く使い続けるコツなのだと思います。ご自宅の状況に合わせて、無理のない範囲から挑戦してみていただければと思います。

ご利用にあたっての注意

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品・サービス・業者の購入や契約を推奨・勧誘するものではありません。

記載の費用・仕様は執筆時点の目安であり、地域・条件・時期により異なります。

電動工具を使用する際は、保護メガネや手袋を着用し、無理な体勢での作業を避けてください。最新の情報や個別のご事情については、公式情報の確認のうえ、ご自身の判断で行ってください。

参考情報

中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者株式会社モニクルリサーチ

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