キッチン収納のコツ完全ガイド|シンク下・引き出しを使いやすく整えるアイデア
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片づけ・そうじ

キッチン収納のコツ完全ガイド|シンク下・引き出しを使いやすく整えるアイデア

【整理収納アドバイザーが解説】100円ショップの収納グッズ活用術から、安全に使うための注意点まで整理

執筆者中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者
監修者マリエ整理収納アドバイザー2級/インテリアライター
15:30
キッチン収納のコツ完全ガイド|シンク下・引き出しを使いやすく整えるアイデア
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この記事はここがポイント

  • キッチン収納は「ゾーニング」で物の住所を明確化。
  • シンク下は湿気対策・2段化、引き出しは縦入れ、吊戸棚は踏み台利用の安全確保。
  • 収納維持は定位置化、定期見直し、新規品置き場所決定の習慣。

「シンク下を開けるたびに、鍋やボウルが崩れてくる」——毎日使うキッチンだからこそ、こうした小さなストレスが積み重なっている方は多いのではないでしょうか。

取材や自分自身の生活を通じて感じてきたのは、収納がうまくいっている家庭ほど「モノの住所」がはっきり決まっているということです。

特別な工事をしなくても、収納の考え方と市販グッズの組み合わせ次第で、日々の使い勝手は大きく変わります。

そこで今回は、シンク下・引き出し・吊戸棚それぞれの収納のコツと、100円ショップなどの収納グッズを取り入れたアイデア、そして踏み台使用時などの安全上の注意点まで、キッチン収納で押さえておきたいポイントを整理してご紹介します。

大きな収納家具を取り入れなくても、100円ショップで手に入る身近なアイテムを活用すれば、キッチン収納の使い勝手はぐっとよくなります。不要なものを手放したうえで、必要な分だけ収納グッズを揃え、使いやすいキッチン収納を作りましょう。

キッチン収納の基本の考え方「ゾーニング」を知る

キッチンの収納は、大きく「フロアキャビネット」(シンク下・コンロ下などの下部収納)と「ウォール収納」(吊戸棚などの上部収納)に分かれます。

LIXIL公式サイトによると、フロアキャビネットは使う場所に応じて次の3つに「ゾーニング」されているとされています。

  • 加熱機器用:鍋やフライパンなど火にかけて使う調理器具や油、調味料を収納
  • 調理台用:調味料類や小物、乾物などを収納。シンクやコンロの脇にも設置できる
  • シンク用:ボウルなどシンクで使うものや、包丁など下ごしらえで使うものを収納

このゾーニングの考え方を意識するだけで、「使う場所の近くに、使うものを置く」という収納の基本が整理しやすくなります。今のキッチンでも、引き出しの中身を見直すときの目安として役立つ考え方です。

なお、作業台(ワークトップ)の使いやすい高さの目安は、LIXIL公式サイトによると「身長(cm)÷2+5cm」の計算式で確認できるとされています。新調やリフォームを検討する際の参考にするとよいでしょう。

キッチンの多くは、使う場所の近くに使うものを収納しやすいように収納棚が付けられています。収納場所を意識することで動線が短くなり、キッチンでの作業もスムーズになります。

シンク下・コンロ下収納:湿気対策と「2段化」がカギ

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シンク下は配管があるため凹凸が多く、デッドスペースができやすい場所です。まず気をつけたいのが湿気で、水漏れや結露がこもりやすいため、除湿剤や防カビシートを併用する家庭が多く見られます。

そのうえで収納力を高めるなら、伸縮タイプのラックを使って「2段化」するのが定番の工夫です。100円ショップなどの伸縮ラックを使えば、上段に軽い調理器具、下段に鍋やフライパンといったすみ分けがしやすくなります。

コンロ下は鍋・フライパンが中心になりますが、重ねすぎると取り出しにくく、油汚れの掃除もしにくくなりがちです。フライパンスタンドなどで立てて収納し、よく使うものを手前に置くと出し入れがスムーズになります。

  • 除湿剤・防カビシートで湿気対策をする
  • 伸縮ラックで上下2段に分けて収納力を上げる
  • 鍋・フライパンは重ねすぎず、立てて収納すると取り出しやすい
  • 重い鍋・割れ物は下段、軽い物は上段に置き、落下のリスクを減らす

湿気が出やすいシンク下はカビの心配があるため、食品を保管する場所としてはおすすめできません。お米や開封済みの調味料などの保管場所は、シンク下以外の引き出しや冷蔵庫に設置するのがいいでしょう。

引き出し収納:仕切りケースで「縦入れ」

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引き出しタイプの収納は、深さがあるぶん重ねて収納すると下のものが取り出しにくくなりがちです。100円ショップの仕切りケースを使い、調理器具やカトラリーを「縦に並べて入れる」ことで、開けた瞬間にすべてが見渡せるようになります。

キッチンツールは種類ごとに仕切り、頻繁に使うものは手前、使用頻度の低いものは奥にまとめておくと、日々の出し入れがスムーズになります。ラップやアルミホイルなど細長いものは、専用の仕切りやファイルボックスを縦向きに使うと倒れにくく収まります。

引き出し収納は、持っているものの量を一度に把握しやすいというメリットがあります。奥に未使用のラップやアルミホイル、ゴミ袋などの日用品をストックしておけば、在庫量をひと目で確認でき、「また同じものを買ってしまった」という失敗も防げます。

吊戸棚(ウォール収納):使用頻度の低いものの定位置に

吊戸棚は「しまうだけの収納」と思われがちですが、季節ものやストック品など使用頻度の低いアイテムの定位置として活用するのがおすすめです。重い保存容器やホットプレートなどは、無理に吊戸棚へ上げず、手の届く位置に置き場所を変えるのも一案です。

一方で、高い場所への出し入れには踏み台や脚立を使う場面が多く、転倒事故には注意が必要です。製品評価技術基盤機構(NITE)からは、踏み台・足場台を使う際は次の点に気をつけることが呼びかけられています。

  • 傾斜のある地面や柔らかい土の上ではなく、水平で安定した場所に設置する
  • 開き止め金具(止め金具)を完全に開いてしっかりロックする
  • 昇降するときは身体の前面を踏み台に向け、背を向けての昇降は避ける
  • 身を乗り出したり、つま先立ちになるような無理な体勢を取らず、届かない場合は踏み台自体の位置を移動する
  • 室内ではスリッパや滑りやすい靴下を避け、屋外では滑りにくい靴を履いて使用する

高い場所の収納だからこそ、便利さと同時に安全な使い方も意識しておきたいところです。

下から見えづらい高い位置にある吊り戸棚には、無理にものを収納しないのもひとつの方法です。活用する場合は、片手で引き出せる取っ手付きのボックスを使い、安全に取り出せる式みを作りましょう。踏み台に乗って棚を確認しなくても中身がわかるよう、下から見える位置にラベリングをするのも効果的です。

吊り戸棚に収納したものの使用頻度があまりにも低い場合は、対象の棚を定期的に見直す場所として決め、不要なものを手放すのもよいでしょう。

収納グッズの選び方:失敗しない3つの基準

収納グッズは種類が多く、どれを選べばよいか迷う方も多いはずです。100円ショップの仕切りケースやラックに加えて、追加のキッチン収納棚(据え置きラック等)を検討する場合も、選ぶときの基準として次の3点を意識すると失敗が減ります。

  • サイズが合っているか:引き出し内寸・棚の奥行きを事前に測ってから選ぶ
  • 素材・お手入れのしやすさ:水回りに近い場所は、水洗いできる樹脂製が扱いやすい
  • 買い足しやすさ:同じシリーズ・同じ規格で買い足せるものを選ぶと、後から棚のレイアウトを変えやすい

まずは100円ショップなどの手に取りやすい価格帯のグッズで試しながら、自分のキッチンに合う配置を見つけていくのも一つの方法です。

空間があるとつい収納グッズで埋めたくなる方もいらっしゃるかもしれません。100円ショップの商品だとしても、サイズが合わなく使い道がなくなり、ものが増えるだけになってしまいます。購入前に、サイズと用途をしっかり考えてから収納グッズを購入するのがおすすめです。

賃貸でも取り入れやすい収納アイデア

賃貸住まいの場合、壁や床を傷つけられないケースも多いはずです。そうした住まいでは、突っ張り棒や粘着フックなど、原状回復しやすい収納グッズを組み合わせる方法が広く使われています。

  • 突っ張り棒で棚下にもう1段収納スペースを作る
  • 粘着フックで軽いキッチンツールを吊るす収納にする
  • コンロ下にはワイヤーラックを置き、鍋類を取り出しやすい向きで並べる

こうした工夫は、退去時の原状回復を意識しながら収納力を底上げしたい方に向いています。

収納を「維持」するための小さな習慣

収納グッズを揃えて配置を整えても、時間が経つとまた散らかってしまう——という声もよく聞かれます。大がかりな見直しよりも、小さな習慣の積み重ねが長続きのコツですよ。

  • 使ったら「元の位置」に戻すことを家族内でも共有する
  • 月に一度など決めたタイミングで、使っていない道具・重複した調理器具がないか見直す
  • 新しい調理家電やグッズを買い足すときは、置き場所を先に決めてから購入する

「モノの住所」を決めるだけでなく、その住所を家族全員が把握できる状態にしておくことが、片づいたキッチンを保つ近道といえそうです。

家の中でも収納場所が多く取り付けられているキッチンこそ、何をどこで使うかをイメージしながら、慎重にものの配置を決めることが大切です。多くのものを収納した後では、ものの場所を変更するのに大きな労力がかかります。

使いたいものが必要な場所にない状態が常習化すると、同じものを重複して購入したり、家事動線にストレスを感じたりするなどの使いにくさが積み重なり、あっという間に使いにくいキッチンになってしまいます。適宜収納グッズを取り入れながら、必要なものをスムーズに取り出せる仕組みを整えましょう。

まとめ

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キッチン収納は、フロアキャビネットとウォール収納それぞれの役割を意識した「ゾーニング」の考え方をベースに、100円ショップなどの収納グッズを組み合わせることで、無理なく使いやすく整えられます。

吊戸棚など高い場所を使うときは、踏み台・脚立の安全な使い方もあわせて意識しておきましょう。ご自宅のキッチンの広さや暮らし方に合わせて、無理のない範囲から取り入れてみてはいかがでしょうか。

日々の小さな習慣の積み重ねが長続きのコツ

中井 里穂
執筆者中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者株式会社モニクルリサーチ

書道の道具を整理するとき、硯・筆・墨を種類ごとに決まった場所へ収めておくと、次に使うときにあわてず取り出せます。長く道具と向き合ってきた経験から、今回の記事を書きながら、キッチンの収納も同じように「使う場所の近くに、使うものを置く」という発想で整理できるのだと、あらためて感じました。展示前に道具箱を見直すときの感覚に近いものがあります。

記事では、キッチンの収納を「フロアキャビネット」(シンク下・コンロ下)と「ウォール収納」(吊戸棚)に分け、さらに加熱機器用・調理台用・シンク用とゾーニングする考え方を中心にまとめています。シンク下は湿気がこもりやすいため除湿剤や防カビシートを使うこと、引き出しは仕切りケースで縦に収納すると一覧性が上がることなど、日々の使い勝手に直結するポイントを整理しました。コンロ下で鍋やフライパンを立てて収納するコツも、道具を無理なく取り出す工夫として興味深く書きました。作業台の高さの目安に触れた部分も、道具を使う姿勢を考えるうえで参考になる内容だと思います。

吊戸棚のように高い場所を使うときは、踏み台や脚立の安全な使い方にも触れています。無理な体勢を取らず、届かないときは踏み台の位置を変える——というのは、道具を扱ううえでも通じる心構えだと感じます。100円ショップの収納グッズを組み合わせながら試していくことで、ご自宅のキッチンに合った収納の形が見えてくるはずです。賃貸のご自宅で取り入れやすい、突っ張り棒や粘着フックを使った工夫もあわせてご紹介しています。追加のキッチン収納棚を選ぶときに意識したい3つの基準についても触れているので、収納力を見直すきっかけにしていただけたら嬉しいです。

収納は一度整えたら終わりではなく、暮らし方に合わせて少しずつ整えていくものだと思います。「モノの住所」を家族で共有しておくことも、片づいた状態を長く保つ大切な一歩だと感じています。日々の小さな習慣の積み重ねが、長続きのコツになるのではないでしょうか。今回ご紹介した基本の考え方を、ご自宅のキッチンに合わせて、無理のない範囲で取り入れていただけたら嬉しいです。

ご利用にあたっての注意

  • 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品・サービス・業者の購入や契約を推奨・勧誘するものではありません。
  • 記載の収納方法・製品分類・数値は執筆時点の目安であり、住まいの間取りや使用する製品によって異なります。
  • 踏み台・脚立などを使用する作業では、取扱説明書に従い、無理のない体勢で行ってください。

参考情報

中井 里穂LIMO&ホーム編集部記者株式会社モニクルリサーチ
マリエ整理収納アドバイザー2級/インテリアライター

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