この記事はここがポイント
- 部屋広さ、家具配置、光束lmを考慮した眩しさ・位置ずれ防止の照明計画。
- ダウンライトは他照明と役割分担、生活動線を考慮したスイッチ計画が鍵。
- LEDダウンライトは交換方式、定格寿命4万時間、器具耐用年限8〜15年の設計確認。
住宅の照明として汎用性が高く、人気のあるダウンライト。
すっきりした見た目が魅力の一方で、配置や明るさを十分に考えないと後悔してしまうことも。
この記事では、ダウンライトを取り入れる際によくある失敗と対策方法をご紹介します。
新築のダウンライトでよくある後悔
ダウンライトを増やしたのに思ったより部屋が明るくならなかった
「ダウンライトを何灯か設置すれば明るくなる」と考えられがちですが、1灯だけでは広いスペースの明るさを確保するのは難しく、部屋の広さや間取り、家具の配置なども考えて設置することが大切です。
また、ダウンライトは器具によって光の広がり方(配光)が異なるため、同じ明るさの照明でも、配光や設置位置によって部屋全体の明るさの感じ方が変わります。
ダウンライトを選ぶ際に、60W相当と100W相当のどちらにするか迷う方も多いと思いますが、明るさを比較するときは「60W相当」「100W相当」といった表記だけでなく、光束を示す「lm(ルーメン)」も確認しましょう。
私は実際に照明メーカーのショールームに行き、光源や光色による違いを目で確認して、どこに何灯採用するのか決めました。
照明がまぶしくて落ち着かない
ダウンライトは光源がダイレクトに視界に入りやすい照明器具です。そのため、配置する場所によってはソファやベッドに横になったときに光源が直接視界に入ることで、まぶしさ(グレア)を感じることがあります。
リビングや寝室にダウンライトを配置する場合は、ソファやベッドに横になったときに光源が直接目に入らない位置にするなどの工夫が必要です。
家具を置いたらダウンライトの位置が合わなかった
ダイニングテーブルやソファの位置を考えずに配置すると、家具を置いたときに照明の位置に違和感を覚えることがあります。
ダイニングではテーブルの中央に照明がくるように配置するなど、家具を置いたときの位置関係をあらかじめ図面で確認しておきましょう。
ダウンライトを付けすぎた
「明るいほうが安心」だからと数を増やしてしまうと、「こんなにたくさんいらなかったな」と後から感じることも珍しくありません。
空間をすっきり見せることができるというメリットがあるダウンライトですが、設置しすぎると天井が穴だらけになり、かえって圧迫感が出てしまうことも。
すべてをダウンライトで明るくするのではなく、必要な場所をダウンライトで照らし、ペンダントライトや間接照明と組み合わせて役割を分けると良いでしょう。
注文住宅でよく使われる照明については、「注文住宅の照明計画|よく使われる照明5選とおすすめの設置場所を解説」で紹介しています。
また、LED一体型のダウンライトは、LEDの寿命が来た際に器具ごとの交換が必要になる場合がある点にも注意が必要です。
スイッチの位置や照明の組み合わせを考えていなかった
照明は、設置するだけでなく、どこで点灯・消灯するかも重要です。
リビング・廊下・寝室などの生活動線を考えて、照明とスイッチの配置を考えましょう。スイッチ計画と照明計画は並行して検討するのがおすすめです。
ダウンライトだけでなく、間接照明やペンダントライトなどを組み合わせる場合は、それぞれの照明をどのスイッチで操作するかも考えておきましょう。
注文住宅のスイッチ位置については、「注文住宅のスイッチ位置で後悔しない!場所別のおすすめ配置と失敗例を解説」で紹介しています。
階段付近の照明とスイッチの位置は、図面上だとイメージしにくい部分もあると思います。施工が始まったら現場に行って実際の配置を確認しておくと良いでしょう。電気工事の前であれば微調整・変更が可能なケースも多いです。
インテリアライター。後悔しない家づくりのポイント、施主目線での実体験など、住まいやインテリアに関連する記事を多数執筆。Instagramでも脱生活感を目指す部屋づくりを発信中している。2児の母。