この記事はここがポイント
- 春のアジュガ、夏〜秋のリリオペ、そして秋のシュウメイギクと、開花期がバトンタッチするように続く
- どれも半日陰でも育てやすいので、初心者にもおすすめ
- 花期以外にも美しい葉で庭を彩ってくれる植物も
「太陽の光が届く時間が短いスペースだから、植物がうまく育たない…」そんな風に諦めていませんか?
日の当たる時間が短い半日陰の庭でも、選ぶ植物次第で、一年を通して美しく咲く花やカラーリーフを楽しむことができます。
今回は、そんな半日陰の庭におすすめの多年草の中から、組み合わせて植え付けるのもおすすめの、開花時期がバトンタッチするように続く3種を厳選してご紹介します。
常緑の銅葉や斑入りも。グランドカバーとしても頼れる〈アジュガ〉
春に可愛らしい花を咲かせる「アジュガ」。半日陰の庭で花とともに、一年中美しい葉で庭を彩る常緑多年草です。銅葉や斑入りなど落ち着いた葉色もあり、組み合わせる植物や庭の雰囲気に合わせて選ぶことができますよ。
ランナーを伸ばして広がっていくので、雑草対策のグランドカバーとしても頼もしい存在。庭の土が見えているスペースのような隙間を自然に埋めてくれますよ。
春には株元から鮮やかな青紫色の花穂を立ち上げ、小さく可愛らしい花で楽しませてくれます。暗くなりがちな半日陰の空間を、一気に華やかにしてくれます。
環境になじめば、植えっぱなしで育てることができますが、乾燥には弱いので水切れには注意してあげてください。
※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)
涼やかな花を夏から秋に咲かせる〈リリオペ(ヤブラン)〉
アジュガの花が終わったあと、夏から秋にかけて花を咲かせる多年草「リリオペ(ヤブラン)」。スッと細長く伸びたシャープな葉が特徴で、和風・洋風どちらの庭の雰囲気にもしっくり馴染みます。
夏から秋にかけては葉の間から紫や白の小花を穂状に咲かせ、冬には紫色の丸い実をつけるなど、季節ごとに異なる表情で楽しませてくれます。
常緑性なので、花が終わった冬場も庭が寂しい印象にならないのも嬉しいポイント。日陰はもちろん乾燥にも強く、樹木の足元など他の植物が育ちにくい場所でも元気に育ってくれます。
※参考価格:400円〜800円前後(3号〜3.5号ポット苗)
秋風に揺れる可憐な花姿が美しい〈シュウメイギク〉
最後に紹介する「シュウメイギク」は秋に花を咲かせます。細く長い茎の先に咲く、清楚な白やピンクの花は可憐で美しいですよ。名前に「菊」と付いていますが、アネモネの仲間。
秋風にゆらゆらと揺れる姿が、日陰の庭に自然な動きと秋の風情をもたらしてくれます。半日陰を好むので、庭の木陰や建物の北側などに植えるのがおすすめです。
※参考価格:400円~900円前後(3号ポット苗)
半日陰の庭でも、花のリレーで一年を彩る
アジュガ(春)→リリオペ(夏〜秋)→シュウメイギク(秋)と、開花期がバトンタッチするようにこの3種を植えれば、半日陰の庭でも季節ごとの表情を長く楽しめます。どれも丈夫で手間がかからないので、初心者の方にもおすすめです。ぜひ組み合わせて植えてみてくださいね。
半日陰の庭は「植物が育ちにくい」「植えても育たないかも」と思われがちですが、今回紹介した3つの多年草は初心者ガーデナーにもおすすめの〈半日陰で育てやすい植物〉です。
アジュガ・リリオペ・シュウメイギクの3つを植えると、春から秋まで順に美しい花を咲かせてくれますので、組み合わせて植え付けるのもいと思います。
どれも丈夫で手間がかからないので、初心者の方も気になった植物をお迎えしてみてくださいね。
出版社でガーデニングをはじめとする住まい・暮らし分野などの実用書編集・執筆に約15年携わる。現在はLIMO&ホームで、観葉植物とガーデニング、DIYの実体験に基づく記事を執筆する。第二種電気工事士。
樹木医、1級造園施工管理技士。テーマパークの植栽管理業務に7年間従事し、植物のメンテナンスや樹木診断、空間演出に携わる。現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO」にてガーデニングおよびアウトドア分野の記事執筆・監修を担当。